この記事のまとめ
- プログラミングを学ぶ学習ステップ
- プログラミング言語を選ぶ
- パソコンの前提知識を覚える
- 言語の文法を覚える
- 写経して基礎を叩き込み
- 実際にサービスを作成する
- 挫折せずに学習するポイント
- 明確な目標設計
- 勉強時間の確保
- 仲間を探す
『プログラミングを勉強してみよう!』
と意気込んでみたものの
『何から勉強すればいいんだろう?』
と手が止まってしまった方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はプログラミングを勉強を始めようとしている初心者の方に向けて学習の流れをご紹介します。
勉強方法が分からないという方はぜひご覧ください。
目次
プログラミング言語は何を選ぶべきか?
まず何から勉強していくかの前はどのプログラミング言語を勉強するのかを決める必要があります。
言語を選ぶ際に重要になるのは『プログラミングを覚えて何をしたいのか』という点です。
『就職、転職、副業、スマホアプリを作りたい』など目的によってオススメの言語は変わってきます。
一例として、『就職・転職したい』場合は以下の言語がオススメです。
【初心者におすすめの学習プログラミング言語】
プログラミング言語 | 平均年収 | 求人数 | 学びやすさ | 作れるサービス |
---|---|---|---|---|
PHP | 384万円 | 約7,300件 | ○ | Webシステム、Webサービス |
Java | 392万円 | 約11,500件 | ○ | Webシステム、Webサービス、Androidアプリ |
JavaScript | 411万円 | 約7,500件 | ○ | 動きのあるWebページ |
Ruby | 410万円 | 約3,340件 | ○ | Webシステム、Webサービス |
Swift | 425万円 | 約1,660件 | ◎ | iOSアプリ |
それぞれがオススメの理由としては以下の記事で解説しているので言語選びに困っているという方はぜひご覧ください。
プログラミングを学習していく4つのステップ
プログラミング言語が決まったら学習を始めてみましょう。
オススメの学習方法は以下の4つの流れで学習していくことです。
- パソコンの前提知識を覚える
- 言語の文法を覚える
- 写経して基礎を叩き込み
- 実際にサービスを作成する
どのプログラミング言語を選ぶにしてもこの全体的な流れで学ぶことが可能です。
それぞれの手順について詳しく見てみましょう。
① パソコンの前提知識を覚える
プログラミングを勉強する前にまずはパソコンに関する前提知識を知っておかなければ学習効率は天と地の差が出てきます。
特に重要になってくるのが、『タイピング』です。
プログラミングは当然ながらキーボードを叩いて文字を入力していくので、タイピングの速度が遅ければ覚えていくのにも時間がかかります。
しかし、タイピングの速さは一朝一夕で獲得できるものではないので学習と並行してトレーニングを積んでいきましょう。
ちなみにオススメの学習方法はタイピングゲームの定番である『寿司打』や慣れない内はBenesseのタイピングゲームのようにホームポジションが表示されいてるモノがオススメです。
② 言語の文法を覚える
まずはしっかりとプログラミング言語の文法を覚えることがオススメです。
- 変数や定数、配列の理解
- if文やfor文などの基礎的な文法の理解
- 比較演算子、三項演算子
- classやfunctionの使い方を覚える
などなどプログラミングの基礎を初めに覚えていきましょう。
③ 写経して基礎を叩き込み
次に覚えたことが実際のサービスでどのように使われているのかを知るため、基礎文法を忘れずに覚えるために写経することがオススメです。
プログラミングにおける写経とは、教材などのサンプルのコードを読みながらテキストエディターに書き写すことです。
単純な作業になりますが、基礎文法を覚えるにはこの方法が私自身最も良い方法だと思っています。
また実際のサービスのコードを写経することでサービスを作る際にはどのようにコードを書くかも理解できるので、サービスを開発したことがない方にはかなりの学びがあるはずです。
④ 実際にサービスを作成する
写経で実際のコードをある程度理解したら、今度は実際に自分で1つのサービスを作ってみることがオススメです。
サービスを作る過程では、文法をどう扱うのかを理解するだけでなくサービス開発する上で欠かせない『エラーへの対処』などのスキルも求められます。
実際に1つのサービスを作り終える頃には間違いなく一定のプログラミングスキルが得られているはずです。
ケース: PHPを勉強する時の学習例
言葉で解説しても分かりづらいかと思いますので、実際にPHPを勉強する際の学習ステップを考えてみました。
※パソコン初心者からプログラミングを学習し始めたという方を想定しています。
勉強時間 | 目的 | 勉強内容 |
---|---|---|
1週目 | パソコンの操作になれる | タイピングゲーム パソコンのショートカットキーの練習 |
2週目 ~ 4週目 | HTML、CSS | HTMLとCSSの文法の学習 簡単なWebページの実装 階層構造のあるHTMLの学習 横並びにするCSSのスタイル設定 Bootstrapを使ったレスポンシブデザインの学習 |
5週目 ~ 7週目 | PHP・MySQL | PHPの基礎文法の学習 フレームワーク『Larabel』の理解 |
8週目 | PHPコードの写経 | 実際に使われているPHPコードの写経 |
9週目 ~ 12週目 | サービス開発 | サービスの開発 |
13週目 | Webサービスの公開 | HerokuやAWSを使ってサービスをWebに公開 |
3ヶ月の学習期間となると上記のような流れで進めていきます。
学習言語によってやスクールによって流れは変わってきますので、あくまで例として見て頂ければ幸いです。
挫折しないための3つのポイント
プログラミング勉強を始める前に覚えておいてほしいのは『プログラミングの学習は挫折しやすい』ということです。
あるプログラミングスクールの調査結果によるとプログラミングの独学で学習した方の9割近くが挫折しているという結果が出ています。
ここでは少しでも挫折をしないために挫折しやすいポイント紹介していきます。
プログラミングの学習で気をつけたいポイントは以下の3つです。
- 明確な目標設計
- 勉強時間の確保
- 仲間を探す
それぞれ詳しく見ていきましょう。
① 明確な目標設計
まず学習を始める前に自分がなぜプログラミングを学びたいのかをしっかりと決めてください。
- 転職のため
- 副業がしたいから
- 教養のため
- 会社必要とされているから
- スキルアップとして
など人によって様々な目標がありますが、ここからさらに目標の解像度を上げていきましょう。
例えば、『転職がしたい』という目標であれば、
- どんな起業に転職したいか
- 年収はどれぐらいほしいか
- プログラミングでどんな仕事をしたいか(アプリ、ウェブなど)
- いつに転職を実現させたいか
などなどより明確に目標を設計していきましょう。
明確な目標を持っておくことで学習を始め挫折しそうになりかけた時も明確な目標によって踏みとどまれることがあります。
逆に目標がなければ簡単に挫折することが出来てしまうので、プログラミングを学習するならまずは目標から立ててみてください。
② 勉強時間の確保
勉強時間の確保です。
できれば毎日勉強できる時間を作れるのが理想です。
プログラミングに関係なく勉強する上で重要なことは習慣化させることだと思います。
習慣化させれば勉強が億劫になり挫折してしまう可能性を下げることが可能です。
③仲間を探す
プログラミングを挫折しないことでオススメなのはプログラミングを勉強する仲間を見つけるのは非常におすすめです。
仲間というのはスクール内でなくもいいのです。
Twitterではプログラミングを勉強しだしている方が大勢いらっしゃいます。
さーて勉強するか。眠いけど。
昨日いっぱい遊んだからね。眠いけど。
今日の目標は達成しないとね。眠いけど。
さぁやるぞ!眠いけど。眠いけど。#プログラミング初心者#駆け出しエンジニアと繋がりたい
— マル@プログラミング勉強中 (@30karano) September 12, 2020
「人は何者にでもなれる、
いつからでも」
ってキャッチコピーは
元気もらえますね🤔自分の可能性に蓋をしてるのは
環境よりも自分ですもんね🤔#駆け出しエンジニアと繋がりたい#プログラミング初心者
#Progate#ドットインストール— たかみち@30代からプログラミング挑戦者 (@takamichi35) September 12, 2020
『#駆け出しエンジニアと繋がりたい』『#プログラミング初心者』といったタグで検索すればたくさんの勉強中のエンジニアの方がいらっしゃいます。
そういった方と関わることで、学習のモチベーションを維持することができます。
オンライン学習などのモチベーション維持がしにくい環境などの場合は特におすすめですのでまずは実践してみてください。
まとめ
何から学習するべきかは学習始めようとする頃は分からないですよね。
- プログラミング言語を選ぶ
- パソコンの前提知識を覚える
- 言語の文法を覚える
- 写経して基礎を叩き込み
- 実際にサービスを作成する
の5つのステップでプログラミングを習得できますので、実践してみてください。
プログラミングを覚えてあなたの目標が実現されることを願っています。
プログラミング初心者が何から学ぶべきかを解説しました。