この記事のまとめ
- 資格がなくてもウェブデザイナーになる事ができる
- 資格保持は周りとの差別化に
- ウェブデザイナーにとって役に立つ資格8選
インターネットと共存する今の世の中で、webデザインに興味を持つ方が多くいます。
『Webデザイナーになるためには一体何をすればいいのだろう?』
『Webデザイナーになるために資格は必要なのかな?』
『Webデザイナーにおすすめの資格はなんなのだろう?』
など未経験の方はわからないことも多いと思います。
Webデザイナーになるために絶対に必要な資格はあるか。
この質問に対してあらかじめ結論をお伝えします。
Webデザイナーになるために必須の資格はありません。
しかし、資格を持つことで有利になること、資格所得を目指すメリットはあります。
この記事では、Webデザイナーにおすすめの資格や資格を持つメリットについてお伝えします。
ぜひ読み進めてみてください。
目次
Webデザインになる上で資格が必要か
webデザイナーとは、ウェブサイトのデザインをしていく職業です。
具体的には、クライアントの要望に合わせて、コンテンツ企画提案・実施や、ユーザーインターフェース改善施策提案・実施、Photoshop/Illistratorを使ったデザイン作成・編集などがあり、仕事の幅がとても広いです。
ウェブデザイナーの仕事内容・必要なスキル・収入などの詳しい内容を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
では、ウェブデザイナーになる上で決められた資格は必要なのでしょうか。
上でも記しましたが、資格がなくてもウェブデザイナーになれます!
ウェブデザイナーは、経験や年齢を問わず目指す事が可能な職業です。
逆に言うと、誰でもなれるからこそ、ウェブデザイナーとして活躍するためには周りよりも秀でたスキルを持つことが大切です。
スキルの差はポートフォーリオや、実務経験、資格など様々な方法で示す事ができます。
つめり、資格がなくてもできますが、あるに越したことはありません。
また、「資格」を目指す方がモチベーションを維持しやすく、勉強しやすいです。
そこで、資格を持つメリットについて説明していきます。
資格を持つ3つのメリット
- 自分の持つスキル証明になる
- 仕事の幅が広がる
- 効率よく学習を進める事ができる
スキル証明になる
資格を持っていると、自分が持っているスキル証明になります。
特に、就職・転職活動を行う際、あなたのことを何も知らない採用者の方々は、今のあなたの実力をポートフォーリオや実務経験、資格などから判断します。
そのため、ウェブデザイナーに関する資格を持っていることで、実務的な能力のレベルを証明する事ができます。
現在ウェブデザイナーとして活躍している方にとってはスキルアップにつながります。
また、これからウェブデザイナーを目指す方にとっては、就職・転職活動において有利に働くでしょう。
仕事の幅が広がる
資格所得を目指し勉強することで、知識が増え、できる業務の幅や、仕事の幅が広がることもあります。
また、資格手当が支給される企業もあります。
資格所得を目指すことで、自身のスキルアップや知識増大、会社への貢献度アップにつながると言えます。
さらに、できる事が増え、年収アップにもつなが理やすいです。
効率よく学習を進める事ができる
ウェブデザイナーの資格所得に向けて勉強することで、知識が増え、自身の能力向上にもつながります。
また、試験日程が決まっているため、ダラダラと勉強するのではなく、計画的に効率よく勉強を進める必要があり、「合格」という目標が定まっているため、モチベーションを保ちやすいです。
特に未経験の方は、資格所得に向けて勉強することが、ウェブデザイナーとして活躍していくための近道となるでしょう。
未経験からウェブデザイナーを目指している方は以下の記事をご覧ください。
「今よりもスキルアップしたい」「新しいことに挑戦したい」という方は、ぜひ資格所得に向けて勉強してみてください。
ここからは、ウェブデザイナーになるために持っておくと良い資格、役に立つ資格について紹介していきます。
役に立つ7つの資格
- ウェブデザイン技能検定
- Webクリエイター能力認定試験
- HTML5プロフェッショナル認定資格
- Photoshop®クリエイター能力認定試験
- Illustrator®クリエイター能力認定試験
- アドビ認定エキスパート
- 色彩検定
それぞれ詳しくご紹介していきます。
ウェブデザイン技能検定(国家試験)
内容
ウェブデザイン技能検定は、厚生労働省の指定を受けるwebデザイン業界唯一の国家試験です。
関連国際標準規格等に基づき、webサイト制作に関する必要な知識やスキルを問うもので、合格すれば「webデザイン技能士」と履歴書に記載する事ができます。
3つのレベルが用意されています。
2級を受講するには3級合格、1級を受講するには2級合格、良いう受件条件があります。(1級・2級ともに協会が定める実務経験を満たしている場合は受検可能です。)
- 等級:3級~1級
- 出題形式:学科および実技
- 受験料(非課税):
3級…学科:5,000円、実技:5,000円(35歳以上)/3,000円(35歳未満)
2級…学科:6,000円、実技:12,500円(35歳以上)/7,000円(35歳未満)
1級…学科:7,000円、実技(またはペーパー実技含む):25,000円
※平成29年度第3回試験より、試験実施年度の4月1日において35歳未満の方は実技試験の受検手数料が減免となります。
・学科・実技共に免除(両側免除)、または1級実技免除にて申請をされる場合、手数料は2,000円となります。
難易度
3級の難易度は低く、実務経験のない初学者でも受験することができます。
2級や1級は実務経験が必要で、とくに1級の難易度は高いといわれています。
- 合格率:1級:81.8%、2級:49.7%、3級:73.7%ほど
実際に受けた人の評判
WEB系の仕事で資格が必要か?
個人的には資格を持っている方がベターだと思ってます🙆
発注を頂くまでアピールできる時間は限られてますから、短時間で強みをアピール要素としてのメリットは分かりやすい。
制作前・後の提案の為にもウェブデザイン技能検定、GAIQぐらいを取っておくのがオススメ👍
— 新原秀崇@WEBマーケティング会社代表 (@harany1208) January 5, 2021
ウェブデザイン技能検定とったけど、就職の役にはたってない。
でも、受かるために勉強したことは仕事の役にもたってるし、HTMLとCSSの理解を深めてくれた。
という訳で強制的に理解するためにweb系資格がんばるかー。— しい (@shi_miyad) February 23, 2018
Webクリエイター能力認定試験
内容
2005年に始まった累計受験者数14万人以上が受験する、業界最も受験者の多いウェブ制作の標準資格です。WWWで利用される技術の世界的な標準化を図るW3Cに完全準拠した、セマンテックなマークアップスキルを測定する認定試験です。
サーティファイWeb利用・技術認定委員会が主催の資格で、Webサイトを作成するために必要なコーディングの能力や、基本的なデザインの能力が求められます。
受験資格は無く、未経験者でも受験することが可能です。
世界標準に対応した初めての試験ともいわれており、世界的な標準化を図るW3Cに完全に準拠したスキルが測定されます。
- 等級:スタンダード、エキスパート
- 出題形式:知識問題および実技問題
- 受験料(税込):
スタンダード…7,500円
エキスパート…5,900円
難易度
- 合格率:80%以上
実際に受けた人の評判
Webクリエイター能⼒認定試験の合格資格を持つことで、就職の視野も広がりますし、優位に⽴てます。何より⾃信がつき、新しい世界にも挑戦できるようになったことが嬉しいです。大学生 S 様
検定という⼀つの⽬標があることによって、4ヵ⽉という短い訓練の中でメリハリが出てくると思います。検定が全てではないけれど、未経験という中で検定をとることによって少しでも⾃信になるし、次のステップを頑張ろうという原動⼒にもなります。⾃分は取ってよかったと思います。
Webクリエイター能力認定試験に合格して職業訓練生 山本さん
HTML5プロフェッショナル認定資格
内容
民間の特定非営利活動法人エルピーアイジャパンが実施する試験で、主にHTML5やCSS3、JavaScriptなどに関する知識やスキルを認定します。
この資格試験が対象とするHTML5やJavaScriptは、Webデザインに関する仕事をするためには、必要不可欠の言語となっています。
マルチデバイスに対応したスキルを測るレベル1と、マルチメディア技術やシステム間の連携に対応したスキルを測るレベル2があります。
エンジニアレベルの問題ということもあり、難易度は高めとなっていますが、この資格を所得すると、キャリアデザインに役立つと言えるでしょう。
認定による有効期限は5年間です。
- 等級:レベル1・2
- 出題形式:コンピュータベーストテスト(マウスによる選択およびキーボード入力)
- 受験料(税別):いずれも15,000円
難易度
合格率:約80%
実際に受けた人の評判
11月から会社でコーダー兼デザイナーになってから、コーディングの仕事量がとても増え、7月からhtml5プロフェッショナル認定試験レベル1の資格勉強しといて良かったなぁと思いました。
どう組むべきかの基本が分からないと、すぐにコーディング作業出来なかったと思います💦— tonodesign (@tonodesign) December 19, 2020
#プログラミング初心者 は資格取得をもっと積極的に利用すべき。Webなら「HTML5プロフェッショナル認定試験」を目指したほうが、ぜんぜん効率的に学習できる。僕は「Webクリエイター能力認定試験」も受けたけど、これも役に立つ。変に高額商材やサロン、スクールでなくても資格取得のほうが効率いい😌
— こばやしよしのり🍎iOSエンジニア転職・オリジナルアプリ開発スクールCodeCandy (@yoshiii514) December 7, 2020
Photoshop®クリエイター能力認定試験
内容
サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会が実施する認定試験で、世界基準のグラフィックツールであるPhotoshop(R)の画像編集のスキルなど活用能力を測定・評価する資格認定スキルです。
「Photoshop®」を用いた画像ファイルの作成や、問題の指示に従い1つの作品を作り上げる表現力が必要となります。
- 等級:スタンダード、エキスパート
- 出題形式:実技問題および実践問題(エキスパートは知識問題を含む)
- 受験料(税込):
スタンダード…7,537円(2020年3月までの受験)/7,600円(2020年4月以降の受験)
エキスパート…8,556円(2020年3月までの受験)/8,600円(2020年4月以降の受験)
難易度
合格率:約70%
実際に受けた人の評判
「自分自身で考え、工夫し、正解を導き出す」という経験ができる試験
専門学校徳島穴吹カレッジ 教務部主任 松尾さん
Illustrator®クリエイター能力認定試験
内容
サーティファイソフトウェア活用能力認定委員会が実施する認定試験で、Illustrator(R)によるドキュメントデザインのスキルを測定します。
問題の指示に従い新規ドキュメントからグラフィックコンテンツを作り上げる実践的な内容の試験内容です。
試験合格を目指すにあたって、限られた時間内にコンテンツを制作する・与えられた指示を正確に読み取り形にする必要があるので、「操作スキル」「問題解決力」を身につける事ができます。
- 等級:スタンダード、エキスパート
- 出題形式:実技問題および実践問題(エキスパートは知識問題を含む)
- 受験料(税込):
スタンダード…7,537円
エキスパート…8,556円
難易度
- 合格率:約70%
実際に受けた人の評判
Illustrator®を使用する時に勉強したおかげでスピードが早くなったように感じました。そして、少しずつ試験で学んだ機能が使用できるようになり、時間の短縮や作業効率が良くなっていると実感しています。
アドビ認定エキスパート
内容
Adobeが実施している資格で、Adobeが提供しているソフトに関する知識やスキルがあることを証明する資格です。日本語ではなく英語での受験です。
Photoshop(R)やIllustrator(R)などのソフトウェア別に試験があります。
プログラミングに関する知識ではなく、デザインに関する知識を測定するスキルで、表現力や創造力を身につけたいという方にも役立つ試験です。
エキスパート試験ということもあり、想定される受験層としては、プロの現場で3年以上の実務経験があるユーザーが対象となっています。上で述べた、Photoshop(R)・Illustrator(R)クリエイター能力認定試験よりも難易度が高いのが特徴です。
- 等級:なし
- 出題形式:実技試験
- 受験料(税込):いずれも18,900円
難易度
- 合格率:非公開
実際に受けた人の評判
残念ながら受験者の声は出てきませんでした。
アドビ認定エキスパート試験(ACE)は画像や映像編集などクリエイターには欠かせないadobe製品の専門知識を持つ人に与えらえる資格です。
商品名は知っていても使いこなすのはなかなか難しいです。
Webデザイナーなどを目指す人はぜひ取得したいですね。#アドビ認定エキスパート #ACE
— 加藤たかし@資格で豊かな人生 (@osusumeshikaku1) July 2, 2020
色彩検定
内容
Webデザインに直接関係する試験ではありませんが、デザインをしていく上で必要不可欠である「色」に関する幅広い知識や技能を問う試験です。「色」は身の回りのあらゆるところに存在し、人は誰しも少なからず影響を受けています。
色について学習することは、様々なところで役に立つでしょう。
受験資格はありません。どなたでも何級からでも受験が可能です。
- 等級:3級~1級、UC級
- 出題形式:マークシート方式、記述方式(受験する等級によって異なる)
- 受験料(税込):
3級…7,000円
2級…10,000円
1級…15,000円※1次免除者も同じ
UC級…6,000円
難易度
- 合格率:1級/42.9% 2級/67.4% 3級/74.9% UC級/92.0%
実際に受けた人の評判
「色使い」に関してクライアントやお客様からお褒めの言葉をいただくことが多く、“色彩検定の資格が生きている!”と感じています。色彩の知識は日々生かされ、経験と共に感性として磨かれているように感じます。私にとって“人生をより豊かにしてくれる資格”です。
Tokyo Flamingo代表 パーティースタイリスト 久林さん
引用:色彩検定文部科学省後援
私は公式テキストを購入し、独学で試験に臨みました。テキストには重要な部分が太字で記されているので、その部分を中心に熟読して理解を深めました。普段の生活の中では「この色はマンセル値でどのくらいだろう」「この建築物はどのような配色でできているのだろう」というふうに、周囲の色を意識して見ることを心掛けました。
ビューティーカウンセラースペシャリスト 松藤さん
引用:色彩検定文部科学省後援
資格なしでも実績でスキルを証明する方法
ご紹介の通り、Webデザイナーでは様々な資格があり、取得することで自身のスキルの証明になります。
しかし、自分のスキルを証明する方法は資格だけではありません。
案件を自身で受け実績を積んでいくことでも自身のスキルは十分に示すことができます。
『未経験からだと資格を取らないと案件が取れないのでは?』
と思う方もいるかもしれませんが、案件の中には単価こそは安価ものの初心者の方でも受けられるような案件があります。
LP制作案件は初心者でも受けることが可能
Webデザイン関連の仕事の中でも簡単な部類とされているのが『LP(ランディングページ)制作』という仕事です。
LP制作とは簡単に言えば商品を紹介する宣伝Webページのことです。
LP制作のメリットは
- 必要とされるスキルがHTML、CSSのマークアップ言語で難易度が低い
- 案件が多数募集されている
- 個人でも受けることが可能
があり、Webデザイン未経験の方でもコーディングスキルのみでできるのでこのLP制作はすぐにできるようになると言われています。
クラウドソージングサービス『クラウドワークス』にて、LPコーディングの案件を検索すると 『1,714件(募集終了含む)』もの案件があります。
具体的にLP制作でどれぐらいの収入が見込めるかは以下の記事をご覧ください。
こうした案件を受けながらWebデザイナーとしてもスキルアップしていくという選択肢を取れば『副収入を得ながらWebデザインのスキルを磨く』ことが可能です。
【無料体験実施中】『スキルド』はLP制作を最短で覚えられるオンラインスクール
スキルドではHTML・CSSを学び実際にLPを制作するためのスキルを学ぶことに特化したスクールです。
最短で30日でLP制作するスキルを得ることができるので、上記のような副収入を得ながらプログラミングを学習したいという方にはオススメのスクールとなっています。
現在、無料体験も実施中であり、どのようにプログラミングを学習していくかが分かる無料体験となっているので、ぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
Webデザイナーに資格は必須ではありませんが、持っていると有利に働く事が多いです。
資格を持つ事で自身の自身にも繋がってきます。
特に実務経験のない転職活動をしている方や、未経験の方にとっては、資格を持つことは転職する際や就職する際に、一つの武器になるでしょう。
現在活躍しているWebデザイナーの方にとっても、自身のスキルアップやキャリアアップにつながります。
効率よく役に立つスキルを身につける事ができるため、資格所得に向けて勉強する学習方法はとてもおすすめです。
また、スクールに通ってwebデザイン を学びたいと言う方は以下の記事を参考にしてください。