この記事のまとめ
- パソコン基礎知識の5つの点は覚える
- OS
- CPU
- メモリ
- ストレージ
- バッテリー
- オススメのパソコンスペック
- OS: Mac
- CPU: Core i5 以上
- メモリ: 8GB 以上
- Macがおすすめな理由
- エンジニアはMacを使っている人が多く、情報が豊富
- iOSアプリはMacでしか作れない
- プログラミングスクールでMacを推奨していることがある
『プログラミングを始めるためにパソコンがほしいけどどのパソコンを選べばいいのか分からない』
プログラミングを始める際にまず悩みになるのが『パソコンの選定』です。
パソコンは5万円以上の高額な買い物となるので、使えなかったなどの失敗はできるだけ避けたいですよね。
今回はプログラミングを始める第一歩として
『どんなパソコンを買うのがオススメか?』
という疑問を現役のエンジニア目線から解説していきます。
目次
購入に必須な5つのパソコン基礎知識
まずプログラミングをする上でオススメのパソコンを紹介する前に、パソコンを購入する上で絶対にしっておきたいパソコンの知識についてご紹介します。
パソコンは様々なパーツが組み合わせることにより出来ていますが、中でも以下の5つのパーツは購入する上で大きな検討材料となります。
- OS
- CPU
- メモリ
- ストレージ
- バッテリー
それぞれ詳しく見ていきましょう。
① OS
OSとはパソコンを動かすためのソフトのことです。
このOSというソフトがなければパソコンが動くことはありません。
基本的に家電量販店やオンラインのパソコンショップで販売されているOSは2種類しかありません。
Windows
Mac
の2種類です。
このOSの選択によって何が変わってくるのかというと
『パソコンの操作方法が全く異なる』
ということです。
それぞれのOSでアプリの開き方やパソコンの閉じ方まで方法が全く変わり、中には利用できないサービスまであります。
② CPU
パソコンを構築する重要なパーツの1つが『CPU』です。
CPUはパソコンそのものの処理を受け持つパーツとなります。
CPUの性能によっては重い処理や膨大なデータを処理する場合はパソコンが重くなりカクついてしまうことなどが起こります。
CPUの種類としてはIntelの『Core i3』『Core i5』『Core i7』のこの3つとりあえず覚えておきましょう。
基本的に番号が大きいほうが性能が良いということも覚えておくといいでしょう。
③ メモリ
メモリとはパソコンの作業の内容を一時的に記録するため利用するものです。
4GB、8GB、16GBと数字で表記されています。
このメモリの量が大きければ大きいほど様々なソフトを開いていたり、処理が複雑なソフトを動かしてもパソコンの動作がサクサクになります。
逆にこのメモリが不足していると、パソコンの動きが遅くなり1つの処理に時間がかかってしまったりパソコンがカクつくなどが起こります。
④ ストレージ
ストレージはパソコンの保存領域のことを指します。
256GB、1TBと表記されます。
例えば、あなたがパソコンに写真をダウンロードする場合はこのストレージに画像が保存されていきます。
最近ではクラウドストレージといったオンラインで利用できるサービスも増えてきているので、ストレージは必要最低限確保すれば良いとも言われています。
⑤ バッテリー
デスクトップパソコンの場合は必要ではありませんが、ノートパソコンの場合はバッテリーも選定に重要なパーツです。
バッテリーは1日持つようなパソコンから半日しか持たないモノまで様々です。
また、バッテリーが高性能な場合は重量が重くなるので利便性をどこまで取るかというのもポイントになります。
昔はノートパソコンではプログラミングの開発は性能が低くて開発できないと言われていました。
しかし、今ではノートパソコンの性能も高くなりプログラミングをする上でも問題ないスペックの良いモノが増えているのでデスクトップよりも人気がデています。
プログラミングを勉強する上でのスペックは?
プログラミングをする上での必要な性能はどのぐらい必要かを見ていきます。
具体的には以下のスペック以上のモノや種類を選ぶのがオススメです。
- OS: Mac
- CPU: Core i5 以上
- メモリ: 8GB 以上
上記の条件を超えているスペックであれば、基本的にプログラミングの学習や実際にエンジニア職に付いたときも困ることはありません。
ストレージとバッテリーについては、費用をかけるだけ良くなりますが、クラウドストレージや基本的に家でしか作業しない場合はバッテリーも必須にはなりません。
WindowsよりもなぜMacが良いのか?
WindowsよりもMacが良い理由は具体的に3つあります。
- エンジニアはMacを使っている人が多い
- iOSアプリはMacでしか作れない
- プログラミングスクールでMacを推奨していることもあるため
それぞれご紹介します。
エンジニアはMacを使っている人が多い
これは私自身の経験足でもありますが、エンジニアの方はMacのパソコンを利用している場合が非常に多いです。
プログラミングの勉強会に出席することなどもありましたが、そんな場所でもほとんどの方がMacを利用していました。
Windows パソコンを利用している方もいらっしゃいますが、比率で言えば圧倒的にMacを利用する方多いです。
また、使っている人が多いということは勉強にも大きな利点があります。
それが『情報がたくさんある』ということです。
検索するとMacでの実装方法は見つかるがWindowsでの実装方法がないということもありますので、Macをオススメする理由の1つです。
iOSアプリはMacでしか作れない
iOSアプリを作る際は、Xcodeというアプリケーションを利用するのですがこのアプリはMac パソコンでしか利用することができません。
正確にはWindows パソコンでもiOSアプリを開発することは可能ですが、カスタマイズをする必要があり初心者の方ではWindowsでのiOSアプリの開発は不可能と言っても過言ではありません。
プログラミングスクールでMacを推奨していることもあるため
プログラミングを勉強するに当たって、プログラミングスクールに通おうしている方も多いのではないでしょうか。
しかし、スクールの中には利用PCをMacのみにしているスクールもあります。
上記で紹介したようにエンジニアの多くの方はMacを利用しているため、その環境に初めから慣れてもらうといった意図があるようです。
Windowsでも通うことができるスクールがありますが、通いたいスクールがある場合はまず推奨パソコンなどは確認しておきましょう。
プログラミングを始める方にオススメのパソコン
上記でご紹介したように基本的にはMacのパソコンがオススメとなります。
しかし、Macの中にもMacBook airやMacBook proなどいくつか種類があるのでどれを購入すればよいか迷いますよね。
今回はそんな方のためにオススメのMac パソコンを2つご紹介致します。
MacBook air
項目 | 概要 |
---|---|
名称 |
MacBook Air |
CPU |
8コアCPU、7コアGPU、16コアNeural Engineを搭載したApple M1チップ |
メモリ |
8GB |
ストレージ |
256GB |
料金 | 104,800円(税別) |
Macの一番安価なモデルがこの『MacBook air』です。
料金こそ一番安いモデルになりますが、独自に開発されたCPU『M1チップ』の導入によって大幅にグレードアップしています。
しかし、メモリ8GBとなると同時に様々なアプリを併用すると重く感じることがあるかもしれません。
プログラミングをするのであれば、まずはこのモデルでも問題なく動作するので費用は抑えたいという方にはオススメのモデルです。
MacBook Pro 13インチ
項目 | 概要 |
---|---|
名称 |
MacBook Pro 13インチモデル |
CPU |
第10世代の2.0GHzクアッドコアIntel Core i5プロセッサ(Turbo Boost使用時最大3.8GHz) |
メモリ |
16GB |
ストレージ |
512GB |
料金 | 188,800円(税別) |
MacBook Proはairの上位互換のモデルです。
メモリやストレージとグレードが上がっています。
サクサクと動かせるような環境にしたいという方は1つ上のモデルをオススメします。
筆者が使っているモデル
項目 | 概要 |
---|---|
名称 |
MacBook Pro 16インチモデル |
CPU |
第9世代の2.3GHz 8コアIntel Core i9プロセッサ(Turbo Boost使用時最大4.8GHz) |
メモリ |
32GB |
ストレージ |
1TB |
料金 | 328,800円(税別) |
最後にエンジニアでもある私が使っているMacのスペックについてもご紹介します。
値段からも分かる通り、ほぼMacの上位モデルを現在使っています。
動作がサクサクで処理が早いのもいいですが、正直使い余らせてる感があるので、個人的に次を購入する時はスペックを少し下げようかなと感じています…。
間違いなく初心者から始める場合はこのスペックは必要ないので上記の2種類から選ぶのがオススメです。
プログラミング用パソコン選びの注意点
- スペックの低いパソコンは損をする
- 中古パソコンはやめる
- デスクトップよりノートがオススメ
スペックの低いパソコンは損をする
パソコンは高い買い物になるので、できるだけ費用は抑えたくなりますよね。
費用を抑えるとなると自然とスペックが低いパソコンを購入することになります。
しかし、料金が安いパソコンはただスペックが低いだけでなく『壊れやすい』といったデメリットもあります。
故障してしまった場合は追加で費用がかかるだけでなく修理に出している間はプログラミングの学習も滞ってしまいます。
また、基礎的なプログラミングを覚えた後により高度な技術を学ぼうとすると、スペックが足りず動かないということもあるので将来性を考えて見てもスペックの低いパソコンは損をすることになるのです。
中古パソコンはやめる
これはプログラミング用のパソコンに限らずパソコンを購入する時の注意点です。
中古のパソコンの購入は絶対にオススメしません。
古着などは見た目が悪くなければ問題ありませんが、パソコンなどの電化製品は見た目では判断することが出来ないのです。
例えば見た目が綺麗でも、バッテリーほとんど使い物ならないなんてケースは良くあります。
ほとんど使っていないことが保証されている美品などであれば、購入の検討に入りますがそういった美品が出回っていることはほぼありません。
中古パソコンは基本的にリスクが高いため、初めてパソコンを購入するのであれば新品のパソコンの購入がオススメです。
デスクトップよりノート
デスクトップかノートパソコンで悩む方もいらっしゃるかと思います。
正直こちらは使い用途にも変わりますが、ノートパソコンがオススメです。
昔はデスクトップのほうがハイスペックという印象でしたが、最近では技術の発展によってノートパソコンのスペックもかなり上がっています。
そのためプログラミングで開発をするとなってもノートパソコンで十分に事足ります。
また、ノートパソコンのデメリットになる
『画面が小さい』
という点もモニターを繋げば、デスクトップ同様の使い方もできるので、解決することが可能です。
外出時にも持ち歩き可能で家ではモニターに繋ぎ大画面で作業ができるという点がノートパソコンをオススメ出来る理由となります。
まとめ
プログラミングを始めるに当たってパソコンは必須のアイテムです。
プログラミング用パソコン選びで重要なことは、
『安物買いの銭失い』
にならないことです。
私の知り合いの方に
『iOSアプリを作りたいのにWindowsパソコンを購入していまいMacを買い直した』
ということ語っていた方もいらっしゃいました。
安いモノでも安い分デメリットがありますので、今回ご紹介した内容元に検討頂ければ幸いです。
プログラミング用パソコン選びについてご紹介しました。