この記事のまとめ
- テックキャンプでは卒業後のフリーランスは非推奨
- フリーランスの案件は開発経験が求められるのが厳しい理由
- 副業で経験を積むのであれば十分にやっていける
- スキルドは副業特化のプログラミングスクール
テックキャンプでは『エンジニア転職コース』というものが用意されており、受講予約が埋まってしまうほどの人気を集めているプログラミングスクールです。
プログラミングスキルだけでなく、手厚い転職支援も行っており転職を目指す方であればまずオススメできるスクールとなっております。
しかし、プログラミングを学ぶ目的は転職だけではなく『フリーランスなりたい』という目的で受けようか迷っている方もいるはずです。
今回はテックキャンプではフリーランスになることができるのかについて解説していきます。
目次
テックキャンプでは卒業後すぐのフリーランスは推奨されていない
まずテックキャンプでは卒業後すぐにフリーランスになることは推奨されていません。
その理由としては以下の3つの要因が大きいです。
即フリーランスが難しい3つの理由
- ほとんどの案件で開発経験が必須
- スキルが足りずに苦労する可能性が高い
- 想像しているフリーランス像は幻想
それぞれ解説していきます。
① ほとんどの案件で開発経験が必須
『エンジニア案件は高いからフリーランスになって十分収入を得られる』
と思いフリーランスを志望する方もいるかもしれません。
しかし、テックキャンプを卒業後にいきなり高単価の案件を取ることはほぼ不可能です。
理由としてはそのような案件では『開発経験』が求められているからです。
『クラウドワークス』や『ランサーズ』などのクラウドソーシングサイトでは報酬が100万円を超えるような案件も少なくありません。
しかし、そんな案件では必ず以下のように開発経験が求めれられてしまうのです。
いくらスクールでプログラミングを学習しても開発の経験が積めない以上フリーランスになったとしても高単価な案件は初めは絶対に獲得できないのです。
② スキルが足りずに苦労する可能性が高い
企業にエンジニアとして勤める上で良い点は一つのエンジニアの業種に専念できるという点です。
エンジニアの世界では誰もが全ての機能を開発できる訳ではありません。
分担作業が当たり前であり大まかにはフロント、バックエンド、インフラ、デザインなどに所属が分かれます。
しかし、フリーランスで案件を受ける場合は基本的にはフロント開発やバックエンド開発など開発要件は定義されていますが、多くあります。
案件を受けてしまった以上それはできないと言ってしまうと報酬や今後の仕事にも繋がらないことにもなり、やらざる負えないことになってしまうこともあるのです。
フリーランスになること自体は不可能とまでは言いませんが、100%苦労する時がきます。
③ 想像しているフリーランス像は幻想
フリーランスになりたい理由はなんですか?
- 自宅で仕事がしたい
- 時間に縛られたくない
- コミュニケーションを取るのが苦手
よく言われるのが上記の理由です。
しかし、どれも現実のフリーランスの現状はかけ離れています。
まず、フリーランスの仕事は必ずしも自宅で仕事ができるとは限りません。
常勤のエンジニア案件もあり、中には打ち合わせ対面で行いたいとお願いされることもあります。
時間に縛られないことは確かですが、寝る間も惜しんでやらなければいけない時、休日返上でやる時などもフリーランスでは当然ながらあります。
次にコミュニケーション能力は必ず必要になります。
フリーランスだからといって打ち合わせなどはなくなることはなく、個人で案件を取得する以上そこをおろさかにしてしまえば案件は取れなくなってしまうのです。
フリーランスは一見自由な働き方で羨む方も多いかもしれませんが、良いことばかりでなく辛い場面も多数あります。
卒業後すぐフリーランスは厳しいという意見が大半
現役エンジニアの方や実際にフリーランスになることを挑戦した方などの意見を集めましたが、やはり厳しいという意見が大半を占めています。
そういえばプログラミングし始めて2年目に突入しました。
当初は興味本位でprogateやってみたものの挫折。
その後Tech::Camp通ってガッツリアプリ作った。
Tech::Expertの方も通い始め卒業後フリーランスになろうとするも厳しいと感じすぐ就活に。今では現役エンジニア。人生何があるかわからんもん
— 進撃する人 (@mikasa_program) April 1, 2019
3ヶ月で未経験ド素人からスクール卒業して、即フリーランスはなれるかなれないか、というとなれはする。
1%くらい。営業できて人脈あって仕事自分でとってこれるタイプの事業家っぽい人なら。
エンジニアとしてはまぁほぼ無理かな。
バイトとかインターンならワンチャン。— 井上慎也@IT学習コミュニティTechCommit (@ino_dev) May 12, 2019
某テックエキスパートの卒業生の人の話を聞いた
その人は卒業後すぐにフリーランスとして働き始めたが、ほかの同期でフリーランスになれた人はいなかったとのこと
唯一フリーランスになれたその人は元々web以外の分野でエンジニアをやっていた実情は結構厳しい#駆け出しエンジニアと繋がりたい
— 仙道@朝ドラ主演エンジニア (@sen1000do) June 21, 2020
フリーランスに道を絞るのはリスクが高い
エンジニアの方の意見を聞いても初めからフリーランスでやることを推奨している方は少ないです。
それは案件が取れずに苦労することが現役のエンジニアには分かっているからなのです。
フリーランスでは1年目から前職の年収を超えるようなことはまずありません。
まずはエンジニアとしての経験を積み、そこからエンジニアの仕事を一通り覚えて独立するというのが一般的な方法です。
副業として経験をまずは積むなら有り
未経験から仕事を辞めてフリーランスになっていくのは確かに厳しいです。
しかし、副業としてフリーランスとしてやっていく方法もエンジニアにはあります。
『副業でできるような案件なんてあるの?』
と思ってしまうかもしれませんが、エンジニアの案件の中には副業でも可能な案件があります。
それが『LP案件』です。
LP(ランディングページ)とは広義には HP(ホームページ) に訪れるユーザーが一番最初に訪問するページの事です。
LP案件がおすすめな理由は以下の3つです。
- 仕事内容がHTML・CSSのみで完結することが多い
- 製作期間が短くすぐに成果が得られる
- 案件が多く募集されている
それぞれ詳しく説明していきます。
① 仕事内容がHTML・CSSのみで完結することが多い
プログラミングの世界では、簡単に言えば『インフラ、サーバーサイド、フロントサイド』の3つの世界があります。
サービス制作するといった場合は全ての世界を知っている必要はありませんが、それぞれのある程度の知識がないと仕事を行っていくことは少々難しいです。
しかし、LPコーディングの仕事はデザイン通りにHTML・CSSでコーディングするだけですので、2つの言語の知識のみでも仕事を完結させることができます。
② 製作期間が短くすぐに成果が得られる
LP制作の期間は、他と比較して非常に短いです。
早いものですと、契約から1週間程度で作業が完了するケースも多々あります。
通常のサービス制作するとなると短くても数ヶ月、長いものだと年単位で作成していくこともあるのです。
初めの仕事は気軽なものからやりたいと思うのが常ですので、制作期間が短いというのもおすすめ出来るひとつの理由になります。
③案件が多く募集されている
いざプログラミングで仕事をしようと思っても、仕事がなければなんの意味にもなりません。
しかし、LPコーディングの仕事はネット上でも多数募集されています。
クラウドソージングサービス『クラウドワークス』にて、LPコーディングの案件を検索すると2020年5月現在 『1,714件(募集終了含む)』もの案件がありました。
このようにLPコーディングの仕事は多数あり、比較的容易に仕事を始められることがメリットです。
他プログラミング言語は実務年数が求められることが多い
新卒の場合は例外にはなりますが、他プログラミング言語の仕事は実務年数を求められることがほとんどです。
つまり、プログラマーになりたくて頑張って学習したとしても実務経験がなく仕事が見つからなかったということに陥ることもあります。
逆にLPコーディングの仕事はHTML・CSS事態の学習難易度も低く、LPという1枚だけページを作る仕事ですので経験年数よりも早く納品できるかといったことが求められることが多いです。
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