テックキャンプは転職支援を強みとするプログラミングスクールです。

プログラミングスキルだけでなく、転職の支援も受けられるのでエンジニアになりたいという方にはかなりおすすめできるプログラミングスクールとなります。

しかし、テックキャンプの通常のコースでは教室に通わなければならない制約があります。

教室の数も全国で合計7校となっており、全国各地で教室に通えるわけではありません。

ただし、テックキャンプには完全にオンラインで受けられるコースもあります。

今回はテックキャンプ『エンジニア転職』コースのオンライン版について解説致します。

テックキャンプ全体の評判について知りたい方は以下の記事も参照ください↓

テックキャンプの評判まとめ！4つの良い点と３つの悪い点とは？

【エンジニア転職オンライン】の4つのポイント

まずエンジニア転職オンラインコースの概要を4つのポイントにまとめました。

それぞれのポイントを詳しくみていきましょう。

①学習方法は分からないことがあればチャット、ビデオ通話で聞く方針

オンラインでの学習方法は、テックキャンプで独自に用意された学習教材をこなしていくことがメインとなります。

その中で分からないことがあれば、メンター（指導者）に聞くことができるというものです。

メンターに聞く方法は『チャット』と『ビデオ通話』による２つの方法が用意されています。

ビデオ通話の連絡方法が用意されているのはオンラインでは大きなメリットです。

プログラミング学習を始めたての当初は分からないことを文字で伝えるのは分からないことが、多すぎて伝わらないことが多々あります。

しかし、ビデオ通話では画面共有をすることができるので、ここが動かないと明確に伝えることが出来るのがメリットになる点です。

②料金はオフラインの通学コースよりも安い！

料金プランはオフラインの通学コースよりもオンラインコースの方が安いようです。

テックキャンプの転職コースでは『短期集中スタイル』と『夜間休日スタイル』の学習期間を選択できるようになっています。

それぞれのスタイルに対して、オンラインプラン、週2通学プラン、フル通学プラン、の3つの学習プランがあります。(※夜間休日スタイルでは週2通学が週1通学プランになります)

以下の表は2つのスタイルごとの3種類の通学プランにおいて、一括払いにしたときの料金比較です。

表をみてわかる通り、オンラインプランを選ぶことで料金が安くなっていることがわかります。

短期集中スタイルではわずか10週間で学ぶことができるコースとなっており、夜間休日スタイルでは半年間じっくり学ぶ学習スタイルです。

それぞれ分割払いにも対応しており、オンラインプランでのコース料金は以下のようになっています。
転職コースオンラインプラン

一括払いにした方が安いですが、高い金額ではありますので分割払いも視野に入れて検討しましょう。

ただし、分割払いの年率はかなり高いですので注意が必要です！(公式サイトでは19.8％と記載)

③オフラインと同じような学習スタイルを求められる

オンラインであれば、自由な時間に学習できると思ってしまいますが、テックキャンプの転職コースでは違うようです。

テックキャンプではオンラインでも学習する時間帯が決められています。

引用：テックキャンプ公式

短期集中オンラインスタイルでは平日の10:00~22:00までは学習をする時間と定められています。

この期間内であればいつでも講師に質問できるのは良い点ですが、テックキャンプのオンラインコースは厳しいコースです。

しかし、転職保証を行っている分、立派なエンジニアになって頂かなければならないことを考えるとオンラインでも厳しくしているのは理解できる点ではないでしょうか。

また、夜間休日オンラインプランでも1週間で合計23時間の学習をすることを定められているんですね。

夜間休日プランでは、任意の曜日で学習必須の時間を用意しておいてその曜日は学習時間を確保し、他の曜日の隙間時間で学習を埋め合わせていくようです。

(※実は従来の夜間休日プランでは下記画像の右側のように、土曜日が必須の学習曜日と定められていたのですが、生徒の意見を取り入れて変更されたようです。)

④転職サポートも受けられるが、東京以外の勤務には注意点

オンラインで受ける目的として『近くにテックキャンプの校舎がないから』という方も多いかと思います。

そして、転職の希望も今住んでいる場所の近くを希望したい方も多いのではないのでしょうか。

その場合は一部の転職サポートが受けられなく可能性があるので注意が必要です。

テックキャンプからの紹介企業は東京中心のため、東京以外の勤務地を希望する場合は原則自分で求人を探す必要があるようです。

また、その場合は転職保証制度の対象外となってしまうことも明記されていました。

Q東京以外の地域で就職を希望する場合も、転職支援はうけられますか？

Aはい、可能です。但し、弊社からの紹介企業は東京中心のため、東京以外の勤務地を希望される場合、原則ご自身で求人を探して頂く必要がございます。履歴書添削や面接対策等のサポートは可能ですのでご安心ください。なお、東京以外の勤務地をご希望される方は転職保証制度の対象外となりますのでご了承ください。
引用：テックキャンプより

地方住まいの方でオンラインで受けたい場合は万全なサポート受けられないことはしっかりと覚えておきましょう。

オンラインコースの評判はどう？

ここではオンラインコースを受けた方の評判をご紹介します。

TECHCAMP16日目

今日は主にtestを学びました。オンラインで完結していて、zoomによるアウトプットもあるので、教室に通う必要性はあるのかなと思っています。木曜日どうしようかな？#TECHCAMP#駆け出しエンジニアと繋がりたい

— コウキ@TECH::CAMP第78期 (@BpiovzvV81jEovm) June 2, 2020

TECH CAMP
【短期集中3日目終了】
完全オンライン学習１日目
Rubyの１日
長い時間家での学習
まずは部屋の環境作りから笑（誘惑意外と身の回りに多い）
全体像を掴む学習法がちょっと掴めてきた気がする！#TECHCAMP#駆け出しエンジニア#駆け出しのエンジニアと繋がりたい #プログラミング初心者

— 野崎泰伸 (@yasunobu_0910) April 8, 2020

余計なお世話かもしれませんが
リモートスタートの受講生たち

いきなり自宅学習だと
周りに同期の姿もないし
質問もオンラインだし
孤独を感じてしまいそうだけど

この時期に自走力がついたら
その先の成長が著しいと思うので
頑張って乗り切って欲しい#TECHCAMP#テックキャンプ

— Si (@Koyama_codeA) April 10, 2020

新型コロナウィルスの影響もありオンラインでやる方が増えていますが、それでも学習はできるという意見が多かったです。

理由としては、テックキャンプのチーム学習というスタイルが大きな要因になっています。

チーム学習では同じ時期にテックキャンプを受講した方々とコミュニケーションを取りながら開発を進めていく学習スタイルでオンラインでもzoomなどのビデオ通話アプリを利用して続けられているようです。

引用：テックキャンプ公式サイト

実際、オンラインプランの方が学習の進捗や理解度が上昇していることが、公式サイトでも明らかにされています。

オンライン学習ではモチベーション維持がしづらいのが問題ですが、独自のマネジメントカリキュラムを活用することで、挫折する環境を防ぎ、むしろ学習効率を上げているのがテックキャンプのオンライン学習の良さでしょう。

テックキャンプのオンライン学習メリットについては以下の記事で詳しく解説していますので興味のある方はぜひお読みください。

【テックキャンプ】オンライン体制の思わぬ学習効果と注意点

オンラインコース受講の際の注意点

テックキャンプのオンラインコースを受講する際にいくつか注意点があるのでご紹介します。

Macのパソコンが必須

Windowsのパソコンは利用できないようです。

これはエンジニア業界ではMacでの開発をする企業がほとんどのため学習からMacの利用を推奨しているためです。

持っていない方は購入をするか、紹介されるレンタル業者からレンタルすることを求められます。

40代以上の方は受講不可

エンジニア転職コースでは30代までの方を対象としたコースとなっているようです。

テックキャンプ公式サイトを見たたところそのような内容が記載されていました。

Q30歳を超えていても、利用することはできますか？

Aはい、可能です。確かに30歳を超えると未経験からの転職のハードルは上がるため、他のスクールでは受け入れをしていません。テックキャンプは教育力に自信があるため30歳を超えた方でも受け入れを行っています。
※就職支援をご利用頂けない条件がございます。
（40歳以上の方、日本語の読み書きが困難で就業に支障が出る方）
テックキャンプ公式サイトより引用

転職を目指してプログラミングを学習する場合はテックキャンプではサポートを受けることはできないので、注意が必要です。

40代以降の方でも受講できるスクールについては以下の記事で紹介しています。

【40代50代向け】目的別おすすめプログラミングスクール8選！

学習期間内に学習が終わらなかった時は延長料金がかかる

学習期間内に学習が終わらなかった場合は、テックキャンプが定める手続きによって延長が可能のようです。

テックキャンプでは無料カウンセリングも行っているので、学習期間に不安がある方はまずは相談してみましょう。

チーム開発は廃止された…

従来のテックキャンプでは『チーム開発』がカリキュラムに含まれていました。

しかし残念ながら廃止されてしまいました。

様々な理由が噂されましたが、生徒のポートフォリオが被ってしまうことや、チーム開発が故に分業制になって個人のできる範囲が狭まるといったことが考えられました。

チーム開発だとできる人がどんどん他の人の分もやってしまうため、実践できる範囲に個人差が生まれてしまうのです。

こうしたデメリットからテックキャンプではチーム開発は廃止されてしまいましたが、裏を返せば、これは皆さんに平等に学習機会を与えたいということでもあります。

テックキャンプはカリキュラムの変更を頻繫に行うのですが、これは皆さんに合った学習のために常に試行錯誤を繰り返している証拠でもあります。

何かを廃止した分、新しいカリキュラムを追加し続けていくのがテックキャンプなのです。

テックキャンプに興味が湧いた方はまずはテックキャンプの無料カウンセリングをお試しください。

テックキャンプのオンラインスクールはこちらから！

もしチーム開発がしたいと思った方は以下のスクールがおすすめですので参考にしてみてください。

• DMM WEBCAMP

DMMWEBCAMP COMMITというコースでは『受講生同士でのチーム開発』がカリキュラムに組み込まれており、エンジニア転職のためのスキルを養うのにもってこいです。

• CodeCamp

CodeCampGATEというコースでは、『現役エンジニアと実務レベルのチーム開発」が経験できます。

• DIVE INTO CODE

DIVE INTO CODEのチーム開発コースでは、その名の通りチーム開発を主軸としたカリキュラムが受けられますが、不定期開催なので興味のある方は一度公式サイトでご相談ください。