この記事のまとめ
- プログラミング言語Javaの特徴
- メリット
- OSに依存しない
- セキュリティが強固
- フレームワークが多種多様
- 処理速度が速い
- デメリット
- 日本語環境はあまり整ってない
- 難易度は高め
- 環境構築が面倒
- コンパイル作業が必要
- メリット
- Javaを学ぶ上では独学かスクール
- 独学
- 費用は安め
- 理解に時間かかる
- スクール
- メンターが付くので質問し放題
- 独学
- おすすめのスクールは…?
- テックアカデミー
- コードキャンプ
- GEEK JOB
- プログラマカレッジ
この記事ではプログラミング言語であるJavaの特徴とJavaにできること、そして学習方法を紹介していきます。
Javaの有用性や学習に適した方法を知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
目次
そもそもJavaとは
Javaは1995年にSun Mycrosystemsにより初めてリリースされたプログラミング言語、またそのプラットフォームのことです。
プラットフォーム:特定のアプリケーションからしてそのアプリケーションが動作するための環境のこと
Googleが開発に用いている3大言語(Java、C##、Python)の1つで、応用力があってかつ素早い動作を可能とする言語です。
ちなみにJavaScriptとは全く別のプログラミング言語です。
JavaScript:Webブラウザ上で色を変えたりポップアップ表示させるような動的Webページの開発に用いられることが多い言語
言語自体のメリット
- クロスプラットフォーム
- 強固なセキュリティ
- 豊富なフレームワーク
- 処理速度の速さ
クロスプラットフォーム
Javaのプログラムは特定のプラットフォームに依存しておらず、プログラムが動作できるコードに変換される環境さえ準備すれば、どこででもJavaプログラムは動作します。
あらゆるコンピューターで動作するという意味で、Java言語のスローガンに「Write Once, Run Anywhere」というものが挙げられています。
この特性によって、Javaは非常に幅広い環境で用いられているようになりました。
強固なセキュリティ
またデバイスごとに最適化された13種類のJavaが用意されており、それぞれの状況やリスクに応じたセキュリティを確保しています。
開発当初から強いセキュリティを考慮した設計となっていたことから他言語に比べて信頼されており、銀行などの大規模システムに活用されています。
豊富なフレームワーク
さらに、Javaを利用するプログラマは世界中に900万人以上存在(参照サイト)しているためコミュニティ環境が整っており、便利なフレームワークがリリースされています。
フレームワーク:プログラム全体の処理の流れが実装されていて、一部の具体的な処理を自分で実装して、はめ込めるようになっているシステムのこと。
代表的なWebアプリケーションフレームワークとしてJSF、SpringFramework、PlayFramework、ApacheStrutsが挙げられます。
処理速度の速さ
Javaはコンパイラ言語であるため処理速度が速い言語としても有名です。
コンパイラ言語:人間の書いた言語が機械の認識しやすい形に変換された言語のことで、機械にやさしい言語ともいえる。機械語に翻訳するにはコンパイラという処理が必要となる。
プログラマの腕があれば時にC#やGo言語よりも早く処理することもあります。
言語自体のデメリット
- 日本語の学習環境が整っていない
- 環境構築のハードルが高め
- 逐一必要となるコンパイル
- 難易度が高い
日本語環境の学習環境が整っていない
他のプログラミング言語に比べると学習環境が劣っており、特に日本語の解説が少ないです。
環境構築のハードルが高め
Javaはプログラミング以外の作業が大変で、環境によっては動作しないことがあります。
JVMというソフトが導入されていない環境では動作しないことになります。
JVM:Javaプログラムを動かすのに必要なソフトで、様々なプラットフォームとJavaプログラムの間に介在している。
したがってPHPのようなサーバサイドのプログラム言語に比べると、Javaはインフラ準備のハードルが高いといえます。
逐一必要となるコンパイル
Javaではいちいちコンパイルしてプログラムを実行する点が面倒であるともいえます。
コンパイル:プログラミング言語で記述されたソフトウェアの設計図(ソースコード,人間用プログラミング言語)を、コンピュータが実行可能な形式(オブジェクトコード,機械語)に変換する作業のこと
難易度が高い
一般にJavaは言語の仕組みを理解するのが難しいといわれています。
これはJavaが、プログラミングにおける汎用的な設計方法が多く活用される言語であることに起因します。
この意味でプログラミングの考え方を広く理解しておく必要があるのです。
セキュリティの確保や安定動作といったJavaの強みを活かすためには広い分野の勉強を要するでしょう。
Javaでできること
上述のようにプラットフォームに依存しないのでOSに関係なくWindows、iOS、Linux、モバイルで動作し、サーバーやスーパーコンピューターといった具合に幅広い場所・環境で利用されています。
具体的には
- ソフトウェアの開発
- アプリケーション開発
- ゲーム開発
- Webサイトの作成
- 家電などの組み込みシステム開発
中でも特に大企業での大規模システムの開発やAndroidアプリの開発で活用されています。
以下で1つずつ詳しく説明していきます。
ソフトウェアの開発
コンピューターのシステム上で何かしらの処理を行うプログラム自体のことをソフトウェアと呼びます。(ハードウェアという単語と対照的に用いられることが多い)
Javaは堅牢で安定的な言語であるからこそ基幹的なプログラムに用いられることが多いのです。
ちなみにソフトウェアの中には
- システムソフトウェア
- ファームウェア
- アプリケーションソフトウェア
があります。
①システムソフトウェアはOS自体を指し、コンピューターを制御する根本的なものです。
②ファームウェアはハードウェアを制御するソフトウェアのことです。
③アプリケーションソフトウェアはOS上で動作するソフトウェアのことです。
ハードウェア:PC本体やマウス、キーボードなどの目に見えるもの全般
Javaはその堅牢な特性から、①のようなシステムソフトウェアの開発として、金融機関の基幹システムにも用いられています。
アプリケーション
よく聞くアプリケーションとはアプリケーションソフトウェアの略で、OS上で動作するソフトウェアのこと。
その名の通り、上述のソフトウェアの一種です。
また、スマートフォン関連のアプリケーションソフトウェアを”アプリ”と呼び、PCやWeb関係のソフトウェアをまとめて”ソフト”と言って区別することもあります。
Androidアプリには特にJavaが用いられることが多いため、Androidアプリの開発がしたい方にお勧めです。
Androidアプリ開発には他にKotlinやC、Rubyといった言語が使われるようです。
ちなみにiPhoneアプリが作りたいといった方は以下の記事も参考にしてみてください。
ゲーム開発
Javaはゲーム開発に用いられることもあり、有名なものではMinecraftが挙げられます。
どちらかというとシステムの基礎に用いられることが多くプラットフォームに依存しないことから環境に依存しないゲームを開発したい方におすすめです。
ゲームプログラマーになりたい方にお勧めされる言語は他にC#やC++、Rubyなどがありますが、開発したいゲームの種類や環境によって異なります。
その点Javaは汎用性があるため学習して損はないでしょう。
Webサイトの作成
Webサイトには様々な言語が使用されており、Javaを習得したから万能にWebサイトを作れるようにはなりません。
Javaはどちらかというとサーバーサイドのプログラムであり、堅牢で万能な分、多少の手間がかかるため、大規模なサイトの構築に用いられます。
もっと手軽に構築したいという場合には比較的容易なPHP言語が用いられることが多いです。
最近ではWordPressといったプログラミングの知識を要さずともサイトを作れるサービスもあるので活用してみてください。
ちなみにWebサイト作製に必須とも言えるのはHTML、Css、JavaScriptです。
家電などの組み込みシステム開発
Javaはもともと家電に組み込まれる前提で開発されました。
家電製品が開発される度にプログラムを開発していてはきりがないということで、ハードウェアに依存しないプログラムとしてJavaが1991年に開発されたのです。
ここに対象のプラットフォームに依存しない背景があったのですね。
家電だけでなく携帯電話やディスクプレーヤーなどのシステムを構築する際にも使えるため何か開発したいデバイスがある方にもJavaの習得はおすすめです。
Java習得者の価値
Java言語を扱えるエンジニアは活躍の場が広いです。
習得までは多少の時間と労力もかかるため、Javaエンジニアの市場価値は高いです。
事実、以下のグラフを見てもわかる通りJava学習者は圧倒的に求人されています。
引用:レバテックキャリアサイト
Javaエンジニアの仕事の平均年収は約503万円。日本の平均年収と比較すると高い傾向にあります。
月給で換算すると42万円、初任給は21万円程度が相場のようで、派遣社員では平均時給が2,205円となっています。
Javaの学習方法
- Javaが有用なのはわかったけど、その学習方法について教えてくれという方もいるでしょう。
- 結論から言うと
- 独学
- プログラミングスクール
の2択しかありません。
これだけです。
というかどんなものであれ、自分で学習するか、人や学校から教わるかの2択です。
ただプログラミングに関してはスクールで学んだ方が効率がよいと個人的には思います。
理由は以下で説明します。
独学での学習法
特徴として、
- 安上り
- 自分のペースで勉強できる
- モチベ管理が大変
- わからないことがあると詰まる
- 自走力があれば効率はいいかも
といったことが挙げられます。
いずれにしても独学は本人の意志や体力が必要で、時間もかかります。
本などを買って独学するのはスクールに通うより安いでしょうが、その分大変なこともあります。
勉強におけるモチベーション管理の大変さは誰もが経験したことがあるでしょう。
また不明な点があってもだれにも質問できないと自分でひたすら悩む他なく、時間の無駄になります。
プログラミングスクールでの学習法
特徴として、
- 値段が張る
- モチベ管理が楽
- メンターに質問できる
- 効率重視のカリキュラム
といったことが挙げられます
プログラミングスクールに通うには多少値段が張ります。
しかしこれは、メンターに質問できることで無駄に悩む時間が無くなることや、怠けて学習しない時間が発生しづらいことを考慮すると、そこまで高くない値段です。
また、多くのプログラミングスクールが未経験者や初心者向けにコースを展開しており、効率の重視されたカリキュラムが組まれているので初心者でも安心して受講することが可能です。
おすすめのプログラミングスクールは?
以下でJavaを学べるプログラミングスクールを紹介していきます。
- テックアカデミー
- コードキャンプ
- GEEK JOB
- プログラマカレッジ
テックアカデミー
テックアカデミーはコース選択型のプログラミングスクールです。
主要言語であるJavaはもちろんコースの1つとして存在しており、最終的にWebアプリケーションを開発するのを目標として主にServletとJSPを学習します。
この2つはJavaで作成されるWebアプリのことであり、実用的なWebアプリケーションは大体この2つを組み合わせて開発されています。
現役エンジニアがパーソナルメンターとして一対一で助けてくれるので、独学での勉強に不安がある方や未経験者でも安心して学習できるコースとなっています。
また、エンジニア転職を目指したテックアカデミープロというコースでも主に学習する内容はJavaなのでエンジニアになりたくてJavaを学びたい方におすすめです。
コードキャンプ
コードキャンプは完全オンライン型で、講師を自分で選べるのが特徴のスクールです。
テックアカデミーと同様、様々なコースが存在しており、転職特価コースも存在します。
もちろんJavaを学べる”Javaマスターコース”があるので、メンターを選んでJavaを学習したい方はぜひ利用してみてください。
GEEK JOB
GEEKJOBには
- スピード転職コース
- プレミアム転職コース
- プログラミング教養コース
の3つのコースがあり、いずれのコースでも学習可能です。
無料で受けられるコースもあるので要確認です!
学習言語はJava、PHP、Rubyのいずれかから1つ選択する形となっています。
プログラマカレッジ
プログラマカレッジでの学習言語は主にJavaであり、チーム開発も含め無料で学習させてもらいながら、転職支援まで受けられるのはかなりお得です。
他にも多種多様な言語について学習可能なのでおすすめのスクールです。
まとめ
Javaは堅牢でかつ万能であるので昔から人気のある言語です。
ただその分習得には時間がかかり、難易度も高い言語です。
独学も1つの選択肢ですが、プログラミングにおいては質問できるメンターがいるだけで飛躍的に学習効率は上がります。
様々なプログラミングスクールがありますが、Javaを学べて、かつおすすめなのは上記で紹介したスクールです。
迷っているならぜひ各スクールで無料相談を行って、どのスクールが自分に合っているか判断することをお勧めします。
以上、プログラミング言語のJavaと、Javaを学習できるプログラミングスクールについて紹介しました。