小学校でも義務教育され、今後知っていることが当たり前になっていくのがプログラミングです。
そんな時代の流れもあり、大人の方でもプログラミングを勉強したいという意識が非常に高まっています。
しかし、実際にプログラミングを勉強をするにしても
『そもそもプログラミングを学び何ができるのか?』
『どのプログラミング言語を学べばいいのか?』
基礎的なことをまず知っておかなれば勉強する時間も無駄になりかねません。
『プログラミング勉強したけど何も身につかなかった』
なんてことにならないように今回は初心者の方がプログラミングを勉強する前に知っておきたい5つのポイントについてことについて解説していきます。
目次
プログラミング初心者が知っておきたい5つのポイント
プログラミングを勉強しようと考えているがまず知っておきたい点は以下の5つです。
- プログラマーのしごとの種類
- プログラミング言語とは
- スクールに通うメリット
- 独学のデメリット
- おすすめの勉強方法
それぞれ詳しくご紹介していきます。
① プログラマーの仕事の種類
プログラマーの仕事としてまず覚えておきたいのは一人のプログラマーが全ての業務を担当するということはありません。
それぞれの業務に特化しているのが基本的であり、プログラミングを使ってサービスを作る全ての内容を覚える必要はありません。
プログラマーには具体的には以下のような仕事の種類があります。
【プログラマーの仕事の種類】
プログラマーの種類 | 概要 |
---|---|
フロントエンド開発 |
ホームページやショッピングサイトなどのウェブサイトの画面を作成する仕事です。HTMLやCSSはもちろんのこと、JavaScriptなどで画面を動かすなどがメインの仕事になります。 |
サーバーサイド開発 |
サーバーサイド開発は、入力された値をデータベースに保存するなどウェブサイトやアプリケーションの目に見えない処理を実装するのが仕事になります。 |
スマホアプリ開発 |
スマホのアプリを開発する仕事です。 AndroidとiOSのアプリはそれぞれ別のプログラミング言語で出来ており、それぞれの専門で行うプログラマーが数多くいます。 |
ゲーム開発 |
ゲームプログラマーは文字通りゲームを作成する仕事です。ゲームにもアプリやPCゲームなど、様々な種類があります。 |
インフラ構築、保守 | インフラとはサービスを公開するために必須な『サーバー』のことを指します。 ベンチャーや中小企業などではAWSやGCPといったクラウドサーバーを利用するケースが多いですが、大企業では保守性を高めるために自社でサーバーを構築し公開しています。 |
このように仕事の種類は多種多様にあるので、まずは自分がやりたい、憧れる職種はどれかを選択してみましょう。
② プログラミング言語とは?
プログラミングを勉強を始めるのに必要なのが、
『どのプログラミング言語を学習するか』
ということです。
プログラミング言語とは、具体的に言えば『人間がコンピューターに伝える時に用いるコンピューター専用の言語』です。
日本語や英語などの言語があるようにコンピューターに命令をする時は専用の言語で伝えなければいけません。
その時に使用するのがプログラミング言語です。
プログラミング言語には『Java、PHP、Ruby、Python、Swift、Kotlin』などプログラミング言語は1つに限らず様々な言語があり、用途も様々です。
例えば、Javaという言語は銀行などの堅牢でなければならないシステムで利用されている言語であり、Swiftという言語はiOSアプリを作る専用の言語となっています。
プログラミング言語によって出来るようになることは様々なので、学習を始める前にどの言語を学習するかは非常に重要になります。
【主要プログラミング言語】
プログラミング言語 | 作れるモノ |
---|---|
Java | Webサービス、Webアプリ、銀行などの商用システム |
PHP | Webサービス、Webアプリ 問い合わせフォーム、検索機能などのシステム |
Ruby | Webサービス、Webアプリ 問い合わせフォーム、検索機能などのシステム |
Python | Webサービス、Webアプリ スクレイピングや自動化ツールに利用されるケースが多い |
Swift | iOSアプリ |
Kotlin | Androidアプリ |
HTML、CSS | Webのページを作るマークアップ言語 |
どのプログラミング言語がおすすめ?
ご紹介の通り、JavaやPHP、Ruby、Pythonを学べばWebサービスは作ることができます。
しかし、ではどの言語を勉強するべきかは悩みますよね。
プログラミング言語には読み込みが早いなどの性能差で比較することも可能ですが初心者の方でも分かるように『プログラミング言語毎の求人数』で比較してみます。
レバテックが提供しているデータを見てみると、言語別で比較した場合に最も多い言語は『Java』となっています。
Javaはシェアで見る限りはトップではありますが、前年度と比べると比率は落ちており今後も落ちていく可能性もあります。
他3つの言語についてはシェアは劣るものの昨年度よりもシェア伸びているのは大きなメリットです。
結論としては
『自分が持っている目標で決める』
決めれることが一番です。
例えばプログラマーになりたい場合はまずは自分がどの企業に入りたいかが決まっていればその企業の求人を見ればどの言語を使っているかはすぐに把握できます。
AIなどを学習したければ、データサイエンス領域で注目されている言語であるPythonを学び、銀行などの大企業に入りたいのであればJavaを学べばいいのです。
どのプログラミング言語を学ぶか悩んでいるという方は言語の性能よりもまずはプログラミングを使って何をしたいのかを明確にすることをオススメします。
③ スクールに通うメリットは?
プログラミングを勉強する方法は人によっては様々です。
昔は独学で覚えるのが一般的でしたが、最近ではプログラミングスクールで学ぶことが主流になりつつあります。
スクールに通うメリットは以下の5つがあります。
- 学習スケジュールを立ててもらえる
- メンタリングによってモチベーションを維持しやすい
- 人(講師)に質問ができる
- 市場で需要のあるスキルが得られる
- 転職支援を受けることができる
① 学習スケジュールを立ててもらえる
プログラミングを学習するには
『どこの分野を学習するか?』
『どのプログラミング言語を学習するか?』
などが非常に重要になってきます。
そして、目標に沿って適切な学習のスケジュールが立てられるかというのは挫折しないためにも大きな意味があるのです。
スクールでは、初めにあなたがどんなことを目標にプログラミングを学びたいのかをヒアリングし、あなたの目標にあった学習方法を提示してくれます。
② メンタリングによってモチベーションを維持しやすい
プログラミングスクールでは基本的にメンターと呼ばれる専属の講師が付くことが基本的です。
メンターの方はあなたの学習のアドバイスから学習の進捗管理まで様々なサポートをしてくれます。
プログラミングスクールのメンターはエンジニアであることが多く、あなたの将来についての相談に乗ってくれることもあります。
プログラミングの学習は独学の場合、9割が挫折するような厳しい世界と言われており少しでも挫折しないためにスクールではメンターがあなたを全力でサポートしてくれるのです。
③ 人(講師)に質問ができる
スクールでは人に教えて貰えるということも大きなメリットです。
最近のプログラミングスクールはオンライン化が進んでいますが、オンラインでもビデオ通話を使い講師に教わる形式を取っているスクールがほとんどです。
プログラミングを学習し始めの頃は当然ですが分からないことばかりです。
そんな時に質問できる人がいるというのは本当に心強いです。
プログラミングでは分からないことばかりではなく、時にはエラーによって作っているものが動かなくなってしまうこともあります。
独学の場合は、解決するのに何日もかけてしまうこともありますが、スクールに通いメンターがいればもの数十分で解決できることもあるのです。
メンターに教わる、質問できるというのはただ分かりやすいというだけでなく圧倒的な時間の短縮につながることは覚えておきましょう。
④ 転職支援を受けることができる
プログラミングスクールの一番のメリットとなってきているのが
プログラミングを学習する目的として最も多いのは
『エンジニアになりたい』
『未経験からエンジニアに転職したい』
とエンジニアになりたいという目的が多いです。
そのため現在のプログラミングスクールではプログラミングを学ぶことから就職までをセットにしたコースを提供しているスクールが多くあります。
転職支援も非常に手厚いスクールも増えてきており、
『転職できない場合は全額返金』
『転職成功で受講料全額返金』
など多岐に渡っています。
④ 独学の注意点
スクールで学べれば良いのですが、プログラミングスクールは
『料金が高い』
というのがデメリットです。
プログラミングスクールは10万以上かかるスクールも多く出費を考えると中々一歩が踏み出せないですよね。
そこでもう一つの選択肢になるのが『独学』です。
プログラミングはパソコンさえあれば独学で学ぶことも十分に可能です。
しかし、独学で学ぶ場合
- 分からないことを聞ける人がいない
- エラーが解決できない
- モチベーションが維持しにくい
- 就職は自分で動くしかない
などデメリットとなる点はかなり多いです。
特に分からないことが質問出来ないという点はかなりのデメリットとなります。
プログラミングで実際にモノを作っていく場合、分からないことは無数に出てくるに加え、エラーが起きた場合は自分で原因を究明し解決しなければなりません。
なぜ動いているかも分からない状況で、エラーの原因を探るというのは至難の業です。
プログラミングの独学では上記のデメリットがあるため、非常に挫折しやすい分野である言われています。
⑤ おすすめの勉強方法
オススメの勉強方法としては、まずはプログラミングがどの様に動くかを理解するために簡単な言語から勉強していくということです。
一番のおすすめの言語は『HTML』と『CSS』です。
この2つの言語は正確にはマークアップ言語と言われるものであり、プログラミング言語ではありません。
しかし、あなたが普段見ているWebページは全てHTMLとCSSで出来ているのです。
この2つの言語を学ぶ大きな理由としては以下の3つがあります。
- 自分の書いたコードを視覚的に把握できるため分かりやすい
- 学習期間が短い
- 2つの言語を覚えれば副業することも可能
それぞれ詳しくみていきます。
自分の書いたコードを視覚的に把握できるため分かりやすい
HTMLとCSSは簡単に言うと
『画面に絵を書く』
ようなイメージです。
2つの言語を覚えることで普段目にするウェブページを作ることが出来るようになります。
具体的には以下のコードがHTMLとCSSをです。(Resultを押すと画面が見られます)
このように書いたコードが視覚的に確認できるという点が他の言語と比較して分かりやすいと言われる理由となります。
学習期間が短い
HTMLやCSSは覚えるものも少なく学習時間が短い言語と言われています。
最短では50時間程度学習すれば一般的なページは作れるようになります。(他言語は200時間以上はかかります)
そのため、比較的にすぐに習得することが可能です。
習得時間が長くなるに連れて挫折する可能性も高まるので、まずは1つの言語を確実に習得するのがオススメです。
2つの言語を覚えれば副業することも可能
2つの言語を習得することで得られるメリットは
『副業もできるようになる』
ということです。
出来るようになる副業案件が『LP制作』案件です。
LPとは企業が商品を紹介する1ページの長いWebページのことを指すのですが、クラウドソーシングサービスではLP制作の案件が多数募集されています。
クラウドソージングサービス『クラウドワークス』にて、LPコーディングの案件を検索すると2020年12月現在 『1,714件(募集終了含む)』もの案件がありました。
このようにLPコーディングの仕事は多数あり、マークアップ言語のみで始められる案件ですので副業を目的にするのであれば最適な案件となっています。
【無料体験実施中】『スキルド』はLP制作を最短で覚えられるオンラインスクール
スキルドではHTML・CSSを学び実際にLPを制作するためのスキルを学ぶことに特化したスクールです。
最短で30日でLP制作するスキルを得ることができるので、上記のような副収入を得ながらプログラミングを学習したいという方にはオススメのスクールとなっています。
現在、無料体験も実施中です。
どのようにプログラミングを学習していくかが分かる無料体験となっているので、ぜひ一度利用してみてはいかがでしょうか。
まとめ
プログラミングの初心者の方にとっては
- どうやって学習すればいいのか
- プログラミング言語はどれがいいか
など学習をどのように進めていくのかが一番の悩みかと思います。
しかし、この問題は結論としては
『プログラミングを学ぶ目的』
を明確にできれば自ずと解決できるはずです。
学ぶ目的によって言語を選択し学習方法は目的に加えて自分の今の現状、例えば働きながら覚えたいなどを考慮すれば結論がでると思っています。
プログラミングを学ぶことは間違いなくこれからの時代に生きていますので、ぜひ学習していって下さい。
プログラミングを学習する前に知っておきたいポイントについてご紹介しました。