この記事のまとめ
40代でプログラミングスクールを選ぶ基準
- 転職目的なら転職保証や転職支援
- 副業目的なら副業関連の知識も得られるかどうか
- 教養目的なら基礎からしっかり効率的に学習できるところ
40代からでも受講におすすめな、目的に応じたスクールについて紹介しています。
記事の後半ではフリーランスという働き方についても取り上げました。
この記事では40代50代からの転職や学習目的で、おすすめのプログラミングスクールを紹介していきます。
アラフォー、アラフィフだけど大丈夫かなと不安になっている方の助けになれば幸いです!
参考記事:30代向けの記事ですが40代の方も十分参考になる記事です↓
目次
40代からでもプログラミングを学習する意義は大いにある
時代の流れとしてこれからは中高年の方もIT企業に雇われるようになるといわれています。
事実40代以降の人材を企業が採用するようになっていますし、IT人材不足が加速する今後ではこの流れは変わらないと考えられます。
引用:平成 30 年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(IT 人材等育成支援のための調査分析事業)
- IT 人材需給に関する調査 -調査報告書2019 年 3 月 みずほ情報総研株式会社
グラフをみてわかる通り、今後IT人材が不足するのは明らかで、新卒20代を採用するだけでは数が足りなくなります。
またエンジニアやIT専門で仕事をするつもりがない方でも、IT系の知識が必要な時代になってきました。
管理職や経営者の方でもエンジニアや開発者と連携をとる機会が増えてきているため、実務的な教養を得る目的でプログラミング学習を検討している方も多いのではないでしょうか。
エンジニア転職を目的とした方でも年齢関係なしに、スキルさえあれば転職は可能です。
ただ未経験からの転職挑戦となるとかなり大変であることは覚悟しておいてください。
現実として転職市場での40代はスキルや実務経験を重視されるため、未経験でかつ40代という年齢がネックになって雇ってもらいづらいです。
転職ではなく、副業やフリーランスとしてなら年齢は関係ありませんので、アラフォーやアラフィフの主婦などが活躍することも大いにありえます。
40代以降の方がスクールに通う前に整理すべきこと
40代以降の方はプログラミングスクールに通うとなると少数であるのは間違いないです。
その中でモチベーションを高く維持し続けるのは時に孤独な闘いともなるでしょう。
そのうえで整理しておくべきことについて述べます
- プログラミング学習をする目的や期間をはっきり決めておく
- もし転職や副業が目的なら時間と労力がかかるのを覚悟する
- 教養目的であればきちんと学習して仕事に活かすなど
- 若者にも負けない気持ちをもっておく
- 謙虚に学ぶ姿勢を持ち続ける
- 自分に合ったプログラミングスクールの評価軸をもっておく
- 転職目的なら転職保証や転職支援
- 実務レベルの学習やポートフォリオが作成できるか
- 副業やフリーランスを目指せるコースがあるかどうか
- 教養目的ならしっかり効率的に学習できるところ
- オンライン完結であるか
以下で1つずつ解説していきます。
学習の目的や期間を決めておく
あらかじめ学習の目的を明確化しておくことで
もし転職や副業が目的でしたら、時間と労力がかかるのを覚悟しておいてください。
上述の通り40代だと未経験からの転職はかなり苦労しますし、副業にしてもスキル習得や案件獲得までは時間がかかるのが現実です。
教養目的であれば仕事に活かすためなどときちんと目的意識をもっておくことで、学習効率も上がるでしょう。
またいつまでにこれを成し遂げる、これを学習完了するといった期間を具体的に決めておくことも中高年になってからの学習を効率化するうえで大事でしょう。
(ダラダラ学習し続けるより案件を獲得して仕事をやってみるということも時には必要なので)
若者に負けない気持ち
現実としてスクールには20代や30代の方が大半を占めています。
その中で同じ土俵にたって転職や学習を進めるからには若者にも負けないという心意気も大事なはずです。
体力的にもどうしても若者に劣るようになっているでしょうから、精神的な面で負けないよう、めげずに努力し続けられるようにしましょう。
自分にあったプログラミングスクールの評価軸
大きく以下の4つが挙げられます。
- 転職目的なら転職保証や転職支援
- 副業やフリーランスを目指せるコースがあるかどうか
- 教養目的ならしっかり効率的に学習できるところ
- オンライン完結であるか
40代になると、エンジニア転職をする際には実務経験やスキルを見られるようになります。
その意味で、未経験となると転職市場では不利に働くため、転職支援のあるスクールに通うのが無難でしょう。
また、企業は実務的なスキルのある人を採りたいため、その判断基準として、求職者の作成したポートフォリオを重視します。
転職時にこのポートフォリオをきちんと自分の力で練り上げる確かな実力をつけておく必要があるため、確かなプログラミング力を養えるスクールを選ぶようにしましょう。
副業やフリーランスに興味があれば、副業/フリーランスになるためのスキルを得られるスクールを探しましょう。
教養目的でプログラミングを学びたい方は、働きながらでも効率的に学習できるカリキュラムのスクールや、ビジネススキルとして学習したい方におすすめなコースがあるスクールを選ぶとよいでしょう。
さらに、周りに若者しかいない状況で学習するのは気が引けるといった方も少なからずいるでしょう。
オンライン完結型のスクールはそういった方も安心して自宅で学習できます。(最近はほとんどのスクールが完全オンライン形式です)
未経験からでも転職保証が受けられるかもしれないスクール
以下に紹介する2つのスクールは転職できなければ全額返金保証を行ってくれる制度のあるスクールです。
いずれのスクールも、未経験からエンジニア転職を目指せます。
ただ注意してほしいのは40代以降となると転職保証が受けられるかは確約できないことです。
そのため、一度スクールに相談してみて自分のスキルや経験、適性をもとに転職保証をつけてもらえるかを確認しましょう。
テックキャンプ エンジニア転職コース
スクール名 | 料金 | 学習期間 | オンライン |
---|---|---|---|
テックキャンプ | 648,000円 | 最短10週間 | ○ |
テックキャンプエンジニア転職コースは未経験専用の教育プログラムでありながら、受講生の転職率は99%以上であり、そのうち85.7%が正社員として転職を成功させています(2020年6月末時点)
30代以上が受講生の3割を占めながら、この転職実績を有するのはかなり凄いことです。
専属のライフコーチがついて学習管理をしてくれううえに専属のキャリアアドバイザーが面談やセミナーによってキャリア形成をサポート、面接対策を通して企業に内定を取りに行くカリキュラムです。
DIVE INTO CODE Webエンジニアコース就職達成プログラム
スクール名 | 料金 | 期間 | オンライン |
---|---|---|---|
DIVE INTO CODE | 198,000円(補助金利用で) | 16週間 | ○ |
DIVE INTO CODEにはWebエンジニアコース(就職達成プログラムとベーシックプログラム)と機械学習エンジニアコースの3つがあり、受講には年齢制限を設けていないです。
Webエンジニアコースの就職達成プログラムでは転職保証がついており、かつ本来647,800円である所が経済産業省の第四次産業革命スキル習得講座に認定されているため最大45万円キャッシュバックされます。
公式サイトで40歳以上の転職実績を例に挙げながら、学歴や年齢不問で本気であれば転職支援の機会を惜しまないことを約束しています。
事前学習や事前テストの受講を必須としているため、それだけ質の高い学習内容が得られるのは間違いありません。
逆に言うとこの事前学習をこなせない方は受講さえできないため、気をつけましょう。
40代からの転職支援
転職保証はないものの転職支援が受けられるおすすめのスクールです。
転職支援がありながら、しっかりとした実力をつけられるスクールを3つ紹介します。
ポテパンキャンプ Railsキャリアコース
引用:ポテパンキャンプ
スクール名 | 料金 | 期間 | オンライン |
---|---|---|---|
ポテパンキャンプ | 400,000円 | 20週間 | ○ |
転職保証がない代わりに年齢制限は設けておらず、Webエンジニアを多数輩出している実績のあるスクール。
難易度の高い実践的な課題や、プロエンジニアからのレビューが充実しており、経験豊富なキャリアカウンセラーが転職をサポートします。
転職先のレベルが高い分、求められることの質が高いため、受講途中で挫折する方もいるようなので、経験者や、未経験からでも本気でエンジニア転職を考えている方向けのスクールです。
DMM WEBCAMP
引用:WEBCAMP
スクール名 | 料金 | 期間 | オンライン |
---|---|---|---|
DMM WEBCAMP PRO | 624,800円 | 12週間 | ○ |
DMM WEBCAMPにおいて転職支援を受けられるのはWEBCAMP COMMIT、WEBCAMP PROの2コースであり、40代には働きながら転職を目指せるWEBCAMP PROの方をおすすめします。
メンターに質問し放題であるのと、他スクールにはあまり見られないながらも経験として重要である”チーム開発”がカリキュラムに組み込まれているのが特徴です。
卒業生限定のエンジニアコミュニティを通じてキャリアやスキルの向上を目指せるのも魅力の1つです。
テックアカデミー→テックアカデミーキャリアの利用
テックアカデミーキャリアとは、テックアカデミーのいずれかのコースを受講した方限定の無料転職サポートサービスのことです。
年齢関係なしに、テックアカデミーキャリア限定の求人に応募ができたり、転職エージェントからのスカウトをもらえます。
テックアカデミーのいずれかのコースを受講後、テックアカデミーキャリアを無料で利用するというのも選択肢の1つとしてお勧めします。
40代からの副業
40代からプログラミングスクールを活用して副業をするとなると、Webデザイン系のスキルを得るのが効率的と考えらます。
これは、本気でエンジニアになってコードをごりごり書きたいといったわけではなく、あくまで副収入としてプログラミングを学ぶといった要望にはWebデザイナー系の案件が合うはずだからです。
テックアカデミー Webデザインコース
講座名 | コース | オンライン | 料金 | 期間 | |
---|---|---|---|---|---|
テックアカデミー | Webデザインコース | ○ | 149,000円〜 | 4週間〜 |
パーソナルメンターと週2回マンツーマンでのメンタリング、毎日15〜23時のチャット・レビューサポートを活用することで短期間でオリジナルサイトをデザインできるようになります。
最終的にオリジナルWebサイトをインターネット上に公開するのを目指します。
4週間プラン | 8週間プラン | 12週間プラン | 16週間プラン | |
料金 | 社会人:159,000円学生:149,000円 | 社会人:209,000円学生:179,000円 | 社会人:259,000円学生:209,000円 | 社会人:309,000円学生:239,000円 |
メンタリング | 7回 | 15回 | 23回 | 31回 |
チャットサポート | 15時〜23時 | 15時〜23時 | 15時〜23時 | 15時〜23時 |
週の学習目安時間 | 40〜50時間 | 20〜25時間 | 14〜18時間 | 10〜13時間 |
侍エンジニア塾 フリーランスコース
引用:侍エンジニア塾
スクール名 | 料金 | 期間 | オンライン |
---|---|---|---|
侍エンジニア塾 | 599,200~988,600円 | 12~24週間 | ○ |
侍エンジニア塾ではオーダーメイドカリキュラムを使って、一人一人にあったペースで学習を進めていくので挫折率が最も低いスクールであると言われています。
このコースはフリーランスになることを目的としたコースにはなっていますが案件を獲得するための方法など、副業をするうえでかなり共通項の多い内容となっています。
スキルド
スクール名 | 料金 | 期間 | オンライン |
---|---|---|---|
スキルド | 月額5,000円 | 4~12週間 | ○ |
スキルドはWebサイトの制作やLP(ランディングページ)制作など転職スキルよりもフリーランスとして案件を習得するスキルに特化した完全オンライン型プログラミングスクールとなっています。
未経験からでもかなり良心的な価格で基礎から実務的なスキル、プログラミング力を養うことができます。
他のスクールで飛び級的に受講期間を短縮させることでお得に受講するために、まずはスキルドで学習しておくといった活用方法もおすすめです。
教養目的
以下ではエンジニアとやIT人材として転職したいわけではないが、仕事でエンジニアとやり取りする機会が増えた方や、教養としてプログラミング学習をしたい方にお勧めのスクールを紹介します。
以下に紹介するスクールのコースは基本的に年齢制限などはなく学習したい方は全員受講することが可能となっています。
テックアカデミー
引用:テックアカデミー料金表
テックアカデミーは25以上の細分化されたコースの中から自分が学習したい分野のコースについて、学習したい期間の分だけ料金を払うシステムのスクールです。
とりあえず基本的なプログラミング知識を教養として知りたいといった方は「はじめてのプログラミングコース」をおすすめします。
CodeCamp テクノロジーリテラシー速習コース
引用:CodeCamp
スクール名 | 料金 | 期間 | オンライン |
---|---|---|---|
CODE CAMP | 128,800円 | 2~4週間 | ○ |
講師現役エンジニアとのマンツーマンレッスンが受けられ、その講師の指名も可能としているのがCODECAMPであり、受講後の教材閲覧も可能です。
公式サイトに、受講者層にIT活用を考えている経営者や企画・営業の方と明示しているため、働きながら、ビジネススキルとしてプログラミング学習をしたい方におすすめです。
フリーランスという働き方
プログラミング知識を身に付ければ、フリーランスとして活躍することは可能です。
フリーランスになれば成果を上げるほど給料も上がるため、実質年収の上限もないです。
働き方も自分で自由に決められるため憧れる方も多いのではないでしょうか。
フリーランスでは技術だけで仕事を得られるので、転職よりも仕事が得られる可能性は高いです。
『ランサーズ』や『クラウドワークス』などのクラウドソーシングサービスによってフリーランスでも仕事を得やすい環境が出来上がっきているのも大きな追い風です。
フリーランスの年齢層を見ても40代の方は約4割、50代の方は約1割を占めており40代50代からフリーランスを始めるのは決して遅くない年齢でもあります。
しかし未経験からいきなり目指すのは難しく、その理由は以下の3点があります。
- 幅広い知識、プログラミング以外のスキルも求められる
- 問題が発生した時でも全て独りで解決しなければならない
- 実績を求められる案件が多く、案件を取るまでが険しい
よってフリーランスを目指すならプログラミングスクールなどを活用して一旦どこかの企業に転職して、そこで実績を積んでから独立するのが一番現実的な進路選択と言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
アラフォー、アラフィフでも転職保証があるスクール、転職支援ならあるスクール、副業目的で通うスクール、教養目的で通うスクール。。。
それぞれの目的に合わせて色々な種類のスクールが存在することを紹介してきました。
エンジニア転職を目的とすると、40代以降で未経験の方は苦労するのが現状ですが、きちんと学習して実力をつければ確実に転職可能です。
転職だけでなくフリーランスという働き方を目指すのもおすすめです。
行動しなくて何も変わりません。
まずは興味の湧いたスクールに相談してみることをおすすめします。
以上、40~50代からのプログラミングスクールについて紹介しました。