『IT(アイティー)』という言葉は大人であれば一度は聞いたことがあります。
しかし、この言葉の意味を正しく説明できる自信はありますか?
今回は
- どんな意味があるの?
- どうやって利益を出すの?
- どんな職業があるの?
といったITという言葉の疑問に分かりやすく解説していきます。
この記事のまとめ
- ITとは『世の中の伝統的なやり方をコンピューターで代替し効率化する』こと
- 『ソフトウェア、通信業界、ハードウェア』の業界がある
- 注目される理由は『利益率、在庫リスクなし、拡張性の高さ』がある
- 『デザイナー、SE、プログラマー』の3つの職業
目次
ITは『情報技術』という意味を持つ
『IT』という言葉はInformation Technology(インフォメーション・テクノロジー)の略語です。
日本語では『情報技術』と訳されます。
情報技術を簡潔に説明すると、
『世の中の様々な場面において、伝統的なやり方をコンピューターやネットワークを用いて効率化させる行為』
と言われています。
このコンピューターやネットを用いて効率化させることを『IT化』と呼び、効率化させる行為で収益を得るビジネスを『ITビジネス』と呼ぶのです。
言葉を聞いても今いち理解が出来ないと思いますので、3つのIT化された例を見てみましょう。
① 本がスマホで読めるようになった
今現在、書店で紙媒体の本を購入するだけでなくスマホやパソコンで電子書籍を購入し読むことが出来ます。
電子書籍が誕生したことによって『紙で読む』という伝統的だった読書方法が『スマホで読む』という新しい手法になったのです。
スマホで読むことによって『場所を取らない』『いつでも購入できる』『暗い場所でも読める』など読書という行為を大きく効率化させました。
② SUICAなどのICカードの普及
交通機関で利用されるITとして、SUICAやPASMOなどのICカードは有名でしょう。
ICカードが普及される前は、各々が行きたい場所までの料金を確認しながら切符を購入しなければなりませんでした。
しかし、ICカードでお金をチャージしておくことで毎回切符を購入する手間が省け格段に楽に交通機関を利用出来るようになったのです。
また、最近ではコンビニなどでもICカードを利用することが出来るようになっています。
交通機関のIT化はICカードだけでなく、スマホで時刻表や遅延状況などをリアルタイムで確認出来るようになっておりIT化されたことで快適に交通機関を利用出来るようになったのです。
③ スマート農業
ITのイメージがあまりない業種でも最近ではIT化が進んでいます。
ロボット技術や情報通信技術を利用し、省力化や大規模生産を目指す『スマート農業』というものがあります。
近年、農業人口の減少が問題になりつつありこの課題の解決策としてスマート農業が生まれました。
高齢化社会を迎えている日本では労働人口が少なくなっていくことが社会問題になることが予想されますが、この解決策こそがIT化なのです。
ITは3つの種類に分類される
ITの業界は大きく分けて3つに分類されます。
- ソフトウェア
- 通信業界
- ハードウェア
これらの業界は、それぞれが独立しているわけではありません。
通信業界を基にし常に関連しながら成り立っています。
それぞれの業界についてはかんたんに説明していきます。
① ソフトウェア
インターネットやWebの技術を利用し、サービスやアプリを提供する業界です。
サービスの制作、ネット広告Webメディアの運営などがこの業界に分類されます。
Google・Facebook・AmazonといったIT業界の大企業はこの業界に分類されますが、今後もこの業界は発展することが期待されており多くの企業が参入する業界です。
② 通信業界
通信業界は言葉のままでインターネットで通信を行えるようにする通信のインフラを提供する企業です。
NTTやソフトバンク、auという大企業はこの業界の企業です。
あなたがスマホやパソコンを利用するためにこれらの通信業界の企業が通信の利用を提供してくれています。
最近では『5G回線』という新しい通信技術が注目されており、通信技術の大きな発展が期待されています。
③ ハードウェア
パソコンやスマートホンなど通信する端末を製造する業界です。
最近ではパソコンなどのネットを利用する専用端末だけでなく、掃除機などの日常家電でもネットを利用出来るようになる『IoT』の技術がこの業界では注目されています。
なぜIT業界が注目されているのか?
『IT業界とはよく聞くけどなんで注目されているのか?』ということをしっかりと答えられる人は少ないのではないでしょうか?
IT業界が注目される理由は大きく分けて3つの理由があります。
- 高い利益率
- 在庫リスクが少ない
- ビジネスの拡張性が大きい
① 高い利益率
業界動向Search.comの『業界別 利益率ランキング(2019年版)』のビジネス業界の利益率ランキングを見てみると、
順位 | 業界 |
1位 | ネット証券 |
2位 | ソフトウェア |
3位 | パチンコ |
4位 | クレジットカード |
5位 | 携帯電話 |
上位5位の内3つはIT業界が占めている結果となっています。
クレジットカードもネット販売やキャッシュレス化の影響度が高くIT業界とは近い業種です。
高い利益率の要因は『パソコンやネットが人の働きを代替してくれる』というところです。
人が必ずしも必要という業種ではないので少ない人数で収益を出すことが出来ます。
② 在庫リスクが少ない
例外はありますが、GoogleやFacebookといったソフトウェア企業は在庫がありません。
営む商売は全てインターネットの中で完結しているので、在庫が存在せず比較的に安定した経営をすることが可能です。
例として、ファッション通販のZOZOTOWNは『在庫リスク0』のビジネスモデルで高成長と高収益を同時達成しています。
お客様から注文が入ると出店しているブランド企業がZOZOTOWNの倉庫に商品を送りそこから発送されるシステムなので、通販企業でありながら在庫を一切抱えていないのです。
③ ビジネスの拡張性が大きい
ITビジネスの拡張性は無限大です。
サービスがネット上にあるので、サービスの内容のカスタマイズが容易であり、また新規で立ち上げることも他業種と比較すれば簡単でしょう。
また、IT業界に身を置く企業はその市場特性にフィットした『プラットフォーム』を構築を目指す企業が多いです。
プラットフォームサービスとはそのサービスを介して様々なサービスが利用されるようなものです。
Appleでは様々な企業がアプリを作りApp Storeで公開しています。
Googleは検索プラットフォームで様々な企業のウェブサイトを掲載しています。
Amazonでは様々な企業が出店し、商品を出品しています。
プラットフォーム企業になることで、世界を代表するような可能性をIT業界は秘めているのです。
IT業界を支える職種
IT業界といっても様々な職種があります。
ここでは代表的な3つの職種をご紹介します。
WEBデザイナー
WEBデザイナーとはウェブサイトやアプリのデザインを行う業種です。
イラストや画像などのデザインを利用したり、時にはサイトの一部を動かすといった動きのあるデザインをする場合もあります。
WEBではただ綺麗なデザインにすればいいという訳ではなく、利用してもらう方が使いやすいデザインにするということも求められるのがWEBデザイナ−という職業です。
SE(システムエンジニア)
SE(システムエンジニア)という言葉は聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
SEはシステムの設計を行う職業です。
顧客(クライアント)の要求を汲み取り、要望通りにシステムの設計を行い納期までにスケジュールの管理を行う職種となっています。
SEではITに関する知識だけでなく、顧客とのやり取りを円滑に行うためのコミュニケーション能力や適切なスケジュール管理など総合力が求められる職種です。
プログラマー(エンジニア)
プログラマーはSEが設計した仕様書を基に実際にサービスやシステムを作っていく職業となります。
プログラマーの中でも『ウェブページを作る人、システムを作る人、アプリを作る人、インフラ(さーばー)を作る人』などたきにわたります。
全ての科目を出来る必要はなくアプリエンジニア、システムエンジニア、インフラエンジニアといった専門に分かれる場合が多いです。
ITの最新技術の紹介
IT業界では常に新しい技術が生まれ、発展していっています。
今回は最新技術の紹介をしていきます。
① 5G回線
『5G対応スマホ』で巷でも話題になっているこの5G回線。
5G回線には『超高速、多数接続、超低遅延』という3つのメリットがあります。
簡潔に言えば『スマホやなどの通信端末の通信がめちゃくちゃ早くなる』ということです。
超高画質の動画をストレスなく再生出来たり、流行りのVRなどの大容量の通信も5G通信によって外で利用出来たりと様々なことに5G回線は期待されています。
② AI技術
こちらも最近テレビなどのメディアに取り上げられていますよね。
AI技術はIT業界のみならず、様々な業界で新しい活用方法が生まれています。
例えば、製造業においては、FA(ファクトリーオートメーション)機器の高度化や、画像認識技術を活用した異常検知、工場のデータ収集によるエネルギー使用の最適化など様々な面でAIが活用されているのです。
今後の高齢化に伴う労働人口の低下もAIの発展によって賄われることが期待されています。
③ウェアラブル・デバイス
ウェアラブル・デバイスとはゴーグルや腕時計型端末などのことを指します。
文字や映像の表示以外にもセンサー機能を備えている端末です。
例えば、現場作業員のゴーグル端末にマニュアルを表示させ作業の効率化を図ったり、内蔵カメラやセンサーを利用すれば遠隔からアドバイスが出来るといったウェアラブル・デバイスが利用されています。
ITの仕事を得る一番の近道は『LP制作』
『IT』という言葉の定義は今現在非常に多岐に渡っています。
IT技術が発展することで人々の生活は効率化され住みやすい世界が構築されているのですね。
そして、IT分野でないところで働いている方にとっては、ITの技術はかけ離れ存在で自分でやるのは無理と思っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、ITの仕事は『誰でもすぐに受けられる』ようになります。
ITの仕事の中でも一番の近道になるのが『LP(ランディングページ)制作』という仕事です。
LP制作とは簡単に言えば商品を紹介する宣伝Webページのことです。
LP制作のメリットは
- 必要とされるスキルがHTML、CSSのマークアップ言語で難易度が低い
- 案件が多数募集されている
- 個人でも受けることが可能
があり、IT未経験の方でもこのLP制作はすぐにできるようになります。
『ITの仕事がやってみたい』
という方はまずこのLP制作をできるようになることが最大の近道です。
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